別にどっちを好きになってもいいじゃん

23歳になったけど。

ワタシは社会人1年目の23歳女。
23年間も生きてきて
まだ自分のわからないところが多々ある。
本当に好きなもの、やりたいことってなんだろう。
やってみてどんどん気持ちが変わっていく。
今の仕事はめちゃくちゃ好きで今後していきたいと
本当に思っているけれど、
それ以上に他にしたいことも山ほどある。
将来何をしてるかが本当にわからない。
なぜ飲み会が嫌いなのか、なぜ演劇が好きなの、
何もわからない。
自分のことがわからない。
でも、他人からの言葉でふと「これだ!」と
思うことがある。
それがつい先日おきたのでここに書き記したい。

わからない感情

ワタシは、たまに女友達のことを
好きになりすぎてしまうことがあった。
異常に好きになってしまうこと。
ドキドキして手も触れられないほど、
好きになってしまうことがあった。
でも、ワタシはこの感情は何か恋愛感情とは
違うものだと感じていた。
ただそれを"怖い"と思われたこともあったし、
友達に「それガチじゃないよね?」と
聞かれたことも何度もあった。
その感情が何かは全くわからなかった。
ワタシの中では、
・女性が好きなの?
・自分のことを女だと思ってるから男が好きなの?
・心の性別は女であってるの?
といろんな疑問が浮かんでいた。
自分のことなのに自分はよくわからなかった。
それでもワタシは23年の人生で
男性としかお付き合いをしたことがない。
だからきっと、恋愛対象は男。
そう思い込もうとして生きてきた。

先日「夜の一人遊び」というYouTuberの動画を見て
ワタシの中でこの思い込みが吹っ切れ、
自分の感情が整理された。
その方にとって同性は「恋する対象」
異性は「愛する対象」だそうだ。
この言葉はワタシの中にストンと落ちてきた。
ワタシは、女性を好きになって、
付き合いたいと思うことはあっても、
キスをしたいなどを思ったことはない。
何か神聖なものな気がするのか、
尊すぎて触れられないのかはわからないけれど、
思ったことはない。
この時思っていた「付き合いたい」は、
誰にも取られたくない、
私じゃない誰かと付き合ってしまうことが
嫌という嫉妬が大きかった。
愛していると感じたこともない。大好きなのに。
ただ、好きな男性とは付き合いたいと思うし、
もちろんキスもしたい、ずっと近くにいたい。
心の底から愛していると思える。
この明確な差を彼のYouTubeを見て初めて実感した。

ときめくような恋ができて、
見ているだけで幸せで、
影からずっと見てられるのは女性。
安心感があって、ずっと一緒にいたい、と
思われせてくれるのは男性。

そう気づき、
今まで私が"尊い"と思ってきた存在が
全て女性であることに納得がいった。

恐らくだが、
女の子が女の子を愛でる感情っていうのは
多くの女性にあって、
私もそれなのかもしれないが、
ワタシは特に身近な人に
その眼差しを向けてしまうことが多かった。
それが怖かった。

ただ、自分で自分を認めないと、
他に誰もワタシを認めてくれない気がするので、
このnoteを通じて自分を認めようと思った。
自分の感情を整理して、書き記して、
またわからなくなった時に見返して
いつかの自分を救いたい。

かなり勇気を振り絞って、書いた。
ここに書いてこういう人もいることを
理解して欲しいと思う。

不思議

「かわいい女の子が好き」と言えば
なんとなく大丈夫なのに、
「恋愛対象です」というと
引かれてしまうのが目に見える。
恋愛対象が異性だからって、
異性の友達から「惚れないでよ?」なんて
言われることはないのに、
同性になると急に「惚れないでよ?」と
自意識過剰な奴が現れる。
それは男女問わずそうで、
どうしてこっちから好きとも言ってないのに
惚れられると思ってしまうのかがわからない。
でもそのくらいには理解されていないものだと
わかっていて発言している。


偏見

ワタシがこのnoteを上げる際、
同性の友達に嫌われるんじゃないか、
気持ち悪がられるんじゃないか、
そんなことを考えて何度も何度も躊躇った。
うまく伝えられる方法はないか、と。
その時に見つけた動画があったから、
そこからいくつか言葉を借りて表現した。

昔から同性の友達のことが大好きで、
会いたいから同じ習い事をしてみたり、
同じ服を買ってもらったり、
今思えば、完全に「恋」って思うことが多かった。
ただやはりそういう時、
大人からは「女の子が好きなの?」と
冷たい目で見られたり、
大人になった今でも、
「レズなの???」と面白がられたり、
まだまだ偏見は消えないんだなと思っている。
生きやすくなるために、
「そんなことないですよー笑」とか、
何となくぼかしてきたことだったけど、
それも正直辛かった。
だから共感しなくていいから、
理解だけでもして欲しい。

ただ、このnoteを公開することで
めちゃくちゃ生きづらくなることも、
周りから見られる目が変わることも覚悟の上で、
自分の人生に嘘はつきたくないと思った。

「ワタシはバイセクシャルである」

この言葉はずっと言えなかった言葉。
だって、同性と付き合ったことないんだもん。
だって、ノーマルの方が生きやすいんだもん。
男性としか付き合ってきてないし、
バイセクシャルじゃないじゃんって、
そう思われたって仕方ないんだけど。
ワタシは女の子に恋をしてきた。
大好きな女の子と同性だからって理由で
付き合えなかったし、失恋もした。
1人で泣いた夜だってあった。
こうやって恋愛をしてきた自分の心に
嘘をつきたくないと思った。

初めて納得のいく表現を見つけたからだ。

ワタシは女性とも付き合える。
どちらかと言えば男性と付き合う方が好き、
くらいのもの。

どちらとも付き合えるから、
別にどっちを好きになってもいいじゃん、ね。

自己を肯定するための第一歩。

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