コロナになった話

あくまで軽症、
一人暮らし自宅療養の24歳女の話です。
症状に個人差があるのは当然なので、
1意見としてお読みください。

軽症

7月17日激しい頭痛に襲われたが、気にしなかった。低気圧のせい?と思い鎮痛剤を飲んだ。
頭痛は3日間続いた。
そして7月20日の昼、37.8の発熱。
扁桃腺が腫れやすく良く発熱する私は気にしてなかった。
7月20日夜 36.3。
熱が下がった。
仕事が忙しい時期を迎えており、
仕事がしたかった私は
7月21日PCR受けてきてと言われたので
受けていつでも会社へ行けるようスタンバイしていた。

そして夕方に来た病院からの電話は、
陽性の通知だった。

衝撃を受けた。
そして、仕事の引き継ぎに追われた。
映像制作会社で働く私。
自分の撮影の前日に陽性になり、
とにかく申し訳ない気持ちでひたすら
仕事を同期に引き継いだ。
もちろん出社はできないので、
本当にもどかしかった。

症状としては、頭痛、咳。その程度だった。

そこから

勝負はここからだった。
咳は治るどころか日に日に酷くなった。

裏では撮影が行われているため、
引き継いだものの、とんでもない量の連絡が来る。
7月22日、
陽性が出た次の日は、
まだ対応できるレベルだった。
電話にも出て、普通に話せた。

7月23日、
睡眠もままならない程の咳、
ずっと締め付けられるような頭痛、
酷い倦怠感、腹痛、吐き気。
体のありとあらゆるところが痛かった。
電話に出ても、話せない。
一言話すたびに咳が出てしまう。
ブルーライトが苦しかった。
謝るしかなかった。
連絡するのをやめた。

7月24日
世間はオリンピック一色に。
ただ、睡眠もできない私は
ひたすら時間が過ぎるのを待った。

この未知のウイルスとの闘いの怖いところは、
自然治癒しか道がないこと。
こんなにもしんどいのに、
ひたすら安静に静かに
時が過ぎるのを待つしかなかった。

寝ようにも寝れない。
横になると咳が止まらない。
頭痛も吐き気も腹痛も消えない。

そしてこれが5日間続いた。
死ぬかも、じゃなくて、
死ぬ、、、と思った。

咳以外の症状は、この5日で消えた。
咳はずっと続いていた。ずっと。
治ったのは8月10日。

2週間誰とも会うことはなかった。

そして、一歩外に出てみて気付いた。
人が怖かった。
夜中、人がいないコンビニに行ってみた。
とにかく人が怖かった。
すれ違うだけでビクビクしていた。

私は、精神的に相当参ってたのだと気がついた。
孤独。。

一人暮らしの孤独さを改めて痛感した。


コロナ禍になって、まもなく2年が経とうとしている。
まだまだ続くこの闘い。
心身ともに健康でいたいもの。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?