忽那の雫第537話 懐古!往年のカレイ釣り場(興居島北浦)
今回は、カレイシーズンに突入してるはずのこの時期にふさわしい興居島の北浦にある、名カレイ釣り場について話してみたい。
現在2024年11月28日
30年も前ならこの時期になると、興居島行きフェリーの始発便には大勢のカレイファンが押し寄せて、目をギラギラさせてフェリーに乗り込む姿が見られた。^ - ^
このnoteにも一度その頃の懐かしい光景を文章でメモしているから気になるなら8話を読んでほしい^o^
そして今回の記事は、懐古として、また都市伝説的釣り場として、さらにはお墓前シリーズとしてもメモしときたい。
その場所は、興居島の北を向いた面にある。
由良港に着いたら一山越えて北浦の集落に向かう道を行くが、この浜に行くには山を下る途中から左へ進路をかえて降りる。
すると降りきった所に墓地がある。
墓地の向こう側はもう砂浜が広がり、往年のカレイ釣り場が広がっている。
コレは比較的最近の画像だが、当時とあまり変わってなく、矢印の場所にソフトバイクを置いて浜に出ていた。
怖がりなはずのワタシが、朝まだ暗い時間にお墓の前にバイクを停めてすぐ下で釣りをするなんてと、今のワタシは不思議に思うが、恐怖よりもデカいカレイが釣れることの期待の方が上回っていたということだ。←恐るべしは釣りの魅力だヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
まだ暗い時間、黙々と準備をすすめ、夜明けとともに緊張の時間を竿先を見つめながら過ごすのだ。^o^
当時から主力のエサは本虫。
朝の数時間に賭けるか、それとも一日中やる気ではじめるのか、その時の計画はさまざまだが、短時間でも竿はキッチリ3本を投げて、神経を竿先に集中する。
当時この浜に通っていたのは、週に二回以上だったと思うが、それほどの頻度で通っても早朝の暗い時間はハラハラした。
ワタシが好きだったのは海に向かって右隅の方で、当時はもっと砂が少なく岩の露出が多かった。
今は浜の正面に石を帯状に入れているが、当時は何もなく、思いっきり投げてストレスを発散していた。←呑気なアンタにストレスがあったか?ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
ここで食うカレイはほぼマコガレイで、30〜40センチが平均的なサイズ。
が、40センチを超すカレイの確率がすごく高く、食えば大型という感じ。^ - ^
水深は3〜6メートル
干潮時3で、満潮時に6メートルほどになるといった具合で、根掛かりはほぼ無い。
完全な砂地で、浜のどこから投げてもカレイは釣れた。
そしてこの浜には海底ケーブルが走っていて、通信ケーブルがが放つ周波数帯の中にある。
ここから這磯鼻に向かう護岸は出来ているが、葦が茂って通れない部分があるため、この状態だとバイクも通れない。
潮が低い時に砂浜を歩けば、護岸沿いに往年のカレイポイントが点々とある。
この浜に限ればだいたい三ヶ所に釣り座を設けることができ、当時の記憶を辿れば全体でマコガレイ、真鯛、カワハギ、マゴチがよく出ていた。
Aからはカブラでメバル、Bからのカレイ、Cからのカレイ、Dの岩場からはカワハギ・真鯛・マゴチの実績が多い。
そしてさらに這磯鼻に向かってカレイポイントは続く。
浜の正面に帯状に入れられた岩は波よけなのかもしれないが、投げ釣りするにはチョイと障害となる。
ソレ以外は当時とまったく変わらない、往年の大ガレイ釣り場のままなのである。(^◇^)