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忽那の雫第289話 ヒラメに頭が占領された頃の釣り(四方山話)

ワタシの釣りの対象にヒラメが加わった日、なかなかに頭を悩ませた。( ・∇・)

投げ釣りのクラブに入ることになったのだが、その時の会長さんといろいろ話していて、この組織では25魚種のお魚を釣って皆で腕を競うのだと説明を受けた。

しばらくは、見せてもらった大物台帳なるものを眺めて作戦を考えていた。

見ていて不思議に感じたのは、投げ釣りのクラブなのに、ヒラメが対象魚にあることだった。

ヒラメって投げ釣りで釣れるお魚だったっけ?
と最初に思ったが、これは先輩方が最初から作ってやってるルール。^ - ^

ワタシが疑問に思ったところでしようがない。
じゃ、決まってるルールの中で遊んでみるかというわけで、ワタシのクラブ活動は始まった。^o^

他にも、コレ、釣れるかなー?
っと思うものもあったが、やはり最後まで手こずって、やり切れなかったのがヒラメだった。

そんな中でも自分なりに情報を集め、ヒラメに関する話はどんなことでも真面目に耳を傾けた。

漁師さんの話では、釣ったヒラメの腹から出てくるのはトラハゼが多い、というのがとても多かった。


トラハゼなら、どこで投げてても食ってくる、とても馴染みのあるお魚。

しかも案外美味いので、持ち帰っても嫌がられない。( ̄∇ ̄)

ソレからトラハゼに似ている、イトヒキハゼも良いと言う人が少なからずいた。

愛嬌のある、釣り上げてつまむと指に噛み付くので、噛みつきドンコと呼ばれるヤツ。


これも食うとこでは、バンバン食うが、居ない場所では一日中釣ってても釣れない。

コチラはマゴチも大好きなんだという声が多く、コレが食うとこは覚えておく癖がついたほど。

あとはシロギスだ。


シロギスは、型の良いのを狙って釣りに行くくらい人気の釣りものだが、ヒラメのエサとして考える人も多い。^ - ^

シロギスを釣ってて同じように釣れるベラもヒラメのエサにいいとよく聞くが、ワタシはキュウセンベラなら持ち帰りたいから、エサにするとしたらササノハベラのほうだ。^ - ^


なぜだか、このベラは持ち帰ると怒られそうで怖い←誰が怒るんだ?( ̄▽ ̄)

こうして、エサと考えられるものをいろいろと放り込んでも来たし、疑似餌を使って興居島あたりを釣り歩いたこともある。


それでもなかなか思うようには釣れないのがヒラメだった。

そんなワタシの場合に限れば、結局のところ、一番信頼のおけるエサはゼンゴでした。←それふつう一番に出るだろ!(°▽°) 

投げ竿にこだわらず、竿とリールを使った仕掛けで釣るのがルールなのだから、素直に最初からゼンゴを釣ってエサにすれば良かったのだというオチだ。

完全にそう思い始めてからは、釣具店で活きたゼンゴを購入して、その足で釣り場に向かうようになった。

案の定、ヒラメに出会う確率が上がったのは言うまでもない。←早く気づけよ( ̄∇ ̄)


だから今でも、本気でヒラメを釣ろうとしたら、アジを泳がせると思います。( ^∀^)

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