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忽那の雫第35話 先客が帰ってくれない深夜の波止で、、、。

その日はスズキを釣ろうと、気合いを入れて島へ渡ったんです。

前日からタップリとイメージを湧かせて、デカいヤツとのやりとりを思い浮べながら釣り場へ向かいました。^ - ^

その日竿を出そうと決めていたポイントが見えてきました。う〜残念。 その波止には内側に二人と、外向きにも一人先客がいたんです。

しかたなく2番目の候補にあげてた場所へ向かったが、ナント、ここにも二人居る。(°▽°)

くそ〜、せめて一人なら横で釣らせてもらうのだが、三人ものひとでバシャバシャやってたんじゃ、スズキも警戒して食ってこない。

でもこの日は二カ所しか考えてなかったので、ちょっとショックでした。

まあでも、こんな日もあるさと自分に言い聞かせ、あっち行ったりこっち行ったりしながら、空いてる波止をみつけて竿をだしました。^ - ^

釣り始めてしばらくしたころ、もうそろそろ最初の場所が空いてるかもなどと思い始め、もう一度行ってみることにしたんです。

わたしは速攻で道具をかたずけ車を走らせました。

最初の波止に着き、先端に目をやると釣り人は一人になっている。おーチャーンス!

どうせならあの人も帰るまで、波止の付け根付近で釣っていようと、さっそく竿を出し、時々先端を見ながら今か今かと帰るのを待っていました。

自分は始発のフェリーで帰るつもりだったので、もうあまり時間がない。

よく見ると、その釣り人はどうも座り込んでいるようで、まだまだ帰る気配がない。

しかたない、( ̄▽ ̄) ホントはちょっとでもいいから、一人で静かに狙いたかったが、いつまでも待ってると時間切れになりかねない。

残りわずかな時間を先端で釣らせてもらおうと、道具をかかえて波止の先へ向かって歩きました。波止の半分くらいまできたとき、わたしは愕然としました。(*^^*)

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なんと波止の先端にはデッカい鳥が一羽とまってたんです。(^。^)

そいつはず〜っと動かずに、エサの小魚が通るのを待ってるんですよ。(・∀・)

くっそ〜っ、お前やったのかー!デッカいずーたいしてるんで、てっきり人が居ると思っていた。

わたしはちょっと腹がたち←自分にか?^ - ^   

おりゃ〜っと叫びながら鳥に向かって突進したら、奴は楽々と空へ舞い上がり、ギャーっと鳴きながらウンチまで落として行きやがりましたよ。( ・∇・)

完敗です(*^^*)

島ではよくあるんですよ。

この鳥の正体はゴイサギ^ - ^

デッカいやつになると、遠くから見ると人に見えて厄介です。←生活かかってるんだから厄介なのはアンタの方だろ!(^ ^)

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