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忽那の雫第69話 深夜の波止に三人いた?釣友の件!

ある風のない穏やかな土曜日、メバルを釣ろうと思い仲間二人とわたしの三人で、瀬戸内にプッカリ浮かぶ釣り人憧れの島へるんるん気分で渡りました。^ - ^

ここはマダイなんかの実績も高く、メバルはザクザク釣れる、仲間内では大人気の島です。

島内数あるポイントの一つに夜の9時ころ到着して、すぐそばにある一文字のハトに目をやると、やはりそこにも三人の釣り人が忙しそうに釣りをしてたんです。

この一文字の波止も以前は歩いて行けたのだけど、港の改修工事により波止の付け根付近が切り離され、今は目の前であるにもかかわらず船を使わずには渡れない所になってしまっていた。^ - ^

しかしここも一級ポイントで、マダイをはじめスズキやヒラメなど、高級魚がかなりな確率で釣れる人気のポイントなのだ。

わたしたちが居たハトから一文字までは、近いところで約30メートル、彼ら三人が居る先端付近までは50〜70メートルといったところか?^ - ^

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そう、ここは中島の饒という所で、昔から何でもよく釣れ、大物だらけのナンバー1ポイントだ。

ここでの釣り情報についてはあらためて書きます。^o^

目を凝らして一文字をよく見ると、三人のうち二人はどーっも見覚えのある動きをする。

顔まではハッキリ見えない微妙な距離なのだが、おそらくウチのクラブの者じゃないのかと、わたしと仲間二人は確認し合った。

まあ何はともあれ、今夜は風もないし潮の動きも良い。

とても良い釣りが出来そうな雰囲気に我々三人も気を引きしめました。^ - ^

そして夜中の一時を回ったころに、何気なく向こうの一文字に目をやると、見覚えのある二人は先端の常夜灯がこうこうと照らす付近で竿を振っていたのだが、あとの一人は、ヘッドランプをつけて暗い所を行ったりきたり。

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いったいあれは誰だろう?っとこっちの三人で話したが答えはでない。

まあ明日になればわかるだろうと、また釣りに没頭した。

やがて夜も白み始めたころ、早朝だけカブラを引っ張って帰ろうやということになり、我々三人は車を走らせ約3キロほど離れた岩場で、またメバル釣りを楽しみました。

すっかり夜も明け、7時半ころに手を休めてタバコをふかしていると、ゆうべの釣友?らしき車がやってきた。

我々を見つけたのか、彼らは車を停めて降りてきたが、予想どおり◯◯さんと◯◯ちゃんの顔。

とりあえずの挨拶で、◯◯さんゆうべは釣れた? ダメやったよ。あとの一人は誰やったの?

あと一人って?

また〜、ゆうべは三人で一文字に上がってたジャン。

やめてよ〜!ゆうべはずーっと二人だけよ〜(°▽°)

またまた〜、いやホント誰なの?

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こんな会話がしばし繰り返されたが、二人の顔から血の気がスーッと引いていくのがわかった。^ - ^

わたしと二人の連れは、しっかりと三人を見ている。

六つの目で、ちゃんと動いて釣りをしている三人の姿?を(°▽°)

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ただ、Cのドカンまでは歩いて行けるので、三人に直接顔を見て話そうと思えば出来ないこともなかった。^ - ^

だが短い一晩の釣りでそこまでしなくても、朝になればわかる話だからそうはしなかった。^ - ^

ふーん、ところで、◯◯さんか◯◯ちゃんのどっちか身体が重くない?

そんな冗談くらいしかわたしは思いつかなかったが、いつもは冗談しか言わないわたしだけど、コレだけはマジだからねとシッカリ言っておきました。←アンタ鬼だね( ̄∇ ̄)

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