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忽那の雫第243話 ◯◯が釣りたいシリーズ!第8回 (真鯛)

さて今回は、◯◯が釣りたいシリーズの8回目。
ワタシの大好きな釣りものでもある真鯛の話しです。^ - ^

真鯛はワタシにとって、けっこう思い入れのあるお魚なので、初めから詳しく話すと一回では終わりそうもないから、何回かになるかもしれない。

鯛を釣りたいな〜と思って居る方の何かヒントにでもなれば幸いだ。

ワタシが真鯛を狙って釣りたい!
っと考えたのは、もうかなり古い。^ ^ 

小さい頃に真鯛を狙って釣りたいと思ったのは、親父が小さな漁船を持ってて漁師をしていたからで、船のイケマを真っ赤にして帰ってくると、母親に何度も聞いていたからだ。

食卓にはいつも鯛の卵を煮つけたものがあり、一般的によく食べられるエソの卵より高級なものを食べさせてもらっていた。

鯛めしと鯛のお吸い物も毎日のように食べた。^ - ^
そして早朝、まだ暗いうちから漁に出る親父の船に乗せてもらい、忽那諸島の興居島の裏側でチンコイカと呼ばれる小さなイカを網で捕り、野忽那島と睦月島の間の芋子瀬戸に向かい一本釣りで鯛を釣るのである。

芋子瀬戸に芋子島という無人島があるが、中島行きのフェリーに乗ると間近に見える。

この水道は、底から潮が湧いてくるように見え、凄い流れに見えるが、実際の速度は2notくらいで、じゅうぶん釣りが出来るから信じられない。^o^

ここで実際の釣りを目撃させてもらったワタシは、当然ながら釣りの魅力に魅せられた。

とは言え、まだ小学生のワタシが始めたのは竿とリールを使った釣りから。^ ^

最初は実家の前の海で、エサのゴカイを自分で掘ることから親父に教わりました。

ゴカイを掘って、休みの日には一日中釣りをしました。
仕掛けは中通しのオモリ8号くらいをヨリモドシで留め、当時あたりまえのように売られていた糸付きのハリを結ぶだけ。^ - ^

しばらくは、これで岸壁から投げて置いてアタリを見る。
ちゃんとアタリを見て合わせ、ベラやチャリコなどを釣っていた。^ - ^
このチャリコが初めての真鯛だった。

当時たくさん釣れて、8〜10センチほどの鯛の幼魚を釣って帰って母に見せていた。^ - ^

すごいすごいと言って喜んでくれた母と、一から釣りを教えてくれた親父にはもう感謝しかない。

こうして始まったワタシの鯛釣り。(o^^o)
中学生くらいになると、掘っていたエサもゴカイから本虫やスムシになり、しまいにはタイ虫まで掘るようになった。^ - ^

そして実家のある高浜の街で鯛釣りが始まる。

まだまだこの頃の釣具や仕掛けも簡単なものだったが、上の図の形がこの頃身に付いた。

糸は当時、道糸もハリスも全部銀鱗という糸で、何のこだわりもないし、まともに結べてないから、魚が掛かったままほどけて、逃げられることもしょっちゅうだった。←やっぱり(・∀・)
 
そんな小さな失敗をたくさんしながら、そして釣り友だちとケンカしながら、糸の結び方、ハリの結び方を覚えていきました。

そして真鯛にまた一歩近づいた。
それは、チヌが釣れた時だった^ - ^
チヌも黒鯛だから鯛ではあるが、やはり赤い真鯛からは一段値打ちが低く感じた^ - ^

それでも中学生の頃、仲間の中でチヌを釣ったことのある者は少なく、鼻高々だった。
この頃には仕掛けもだいぶんマシなものになっていて、切れることはあっても、ほどけることはなくなった。

この頃に、チヌを釣るにはスムシがピカイチのエサだというのが身に染みてわかった。 

そして頭の付近に浅くチョン掛けしたスムシは、水の入ったバケツに、ハリに刺したまま入れると泳ぎ回り、自分がチヌだったら黙っておかないだろうなと思わせるような魅惑的なダンスを踊る。

こうしてしばらくはチヌを釣っていたのだが、ある時掛けた魚がとんでもなく強い引きをした。

てっきりチヌだと思っていたが、浮いてきたのは真鯛だったのだ。
そのサイズは40センチ程度だったと思うが、同じくらいのチヌよりも遥かに強い引きを見せ、一気に真鯛に魅せられた。

次につづきます^o^

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探偵釣り師しゅうちゃん
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