忽那の雫第322話 シロギス四方山話 (中島)
キス釣りが好きな人は多いが、このキス釣りが好きな人と言うのは、二通りのタイプがいる。
一つは、美味しいキスをたくさん食べたいので、30センチを一匹よりは20センチを5匹釣りたいと言う人。
もう一つは、雑魚はいいからデカいのを一発欲しい!
というタイプ^ - ^
どちらが良いとか凄いとかはない。
食べたいか釣りたいかというだけ。^ - ^
ワタシなんかも、投げ釣りのクラブで活動している時は、一発の大物が欲しかったし、あの強烈なアタリを何度でも見たかった。
だから自然に夜釣りで狙うようになり、中島へ行くことが多かった。
忽那諸島の他の島もキスは釣れるが、ワタシは中島がただ好きで通っていたのだが、尺ギスのあの強烈なアタリに魅せられたのだ。^o^
そう、キスといえどアタリは強烈なのだ。^ - ^
夜釣りでキスを狙う時、緩めておいたドラグが滑るジャーっという音を聞きたくて通っていた。←やや変態?( ・∇・)
それがクラブ活動をやめて、自由にしたい釣りを楽しんでいるだけの現在は、20センチを5匹釣る方が嬉しいかなと思うようになっている。
ワタシは自分で釣った魚をあまり食べないが、誰かにあげるなら20センチを5匹あげたいなと思うのである。
しかし20センチのキスではドラグを滑らすパワーがない。
だから人と競って居たあの頃がワクワクしたのだ。
実は中島でのキス釣りがたまらなかったのは、日中に引き釣りしていて尺ギスがよく飛びついてきたからだ。
夜は静けさを破るようなドラグ音を待ち、夜明けと共に引き釣りを始める。
キスと一緒に釣れる、青ベラやカワハギなど、持ち帰ると喜ばれる魚がたくさん釣れて、クーラーがだんだんと賑わってくるのが嬉しかった。
中島で日中の引き釣りに尺ギスがくるときは、竿一本分くらいをスーッと持ってくようなアタリが出る。
そのため短い竿でやってると慌てるのだ^ - ^
最初のアタリでキスに違和感を与えないよう、竿を送るのだが、竿が短いと送り切れず魚に抵抗を与えてしまう。^ - ^
だからめんどうでも投げ竿を使う。
中島でのシロギス釣りだが、ワタシの中で大きな傾向がある。6〜9月ころの良いシーズンと言われる頃よりも、10月から11月までの落ちギスシーズンがよく釣れると感じるのだ。
特に夜釣りで狙うシロギスは、秋の真鯛シーズンと重なり、ドラグを出すアタリが頻発するからたまらない。^o^
こんな車横付けのポイントで、30オーバーをねらうのだ。
夜は本虫、昼間はゴカイと信じてやってきたが、現在は、すべて青虫で通すという、経済的にも優しい釣りをするようになった。
それでも時々は日本ゴカイを少し持って行き、ここぞという場所に入る。
狙った場所での一匹というのは、嬉しさが一段も二段もちがうのだ。^ - ^
仕掛けを引いて釣る一匹もたまらないが、置き竿にして竿先がグイーンと入る一瞬はまたたまらない。^ - ^
マサに小さな大物と言われる所以なのだ。
また折を見て具体的な釣り場にも触れてみたいと思っています。
前に一つ購入記事も書いているが、気になる方は251話も確認してください。^ - ^