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忽那の雫第45話 神様からカツアゲする子供を見た!

ある時期によく通っていた投げ釣り場がある。^ - ^

松山市は高浜という所にある、有名な無人島の前なんだけど、そこはカレイがよく釣れる所で、全国的にも?有名な四十島(ターナー島)を眺めながら、子供のころからの釣りを頭の中で振り返りながら、懐かしい小さな頃のことを思っていました。^ - ^

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意識はすっかり子供の頃に戻っていて、そのへんで走り回るチビガキたちの声が聞こえるようでした。^ - ^

う〜ん、海はやっぱりいいなーなんて思いながら、弁当でも食おうと車の中をまさぐっていたら、すぐ後ろを小学生くらいの男の子が通ったんです。

そしてチラッと見えた男の子の手に木刀が握られてるんです。(・∀・) オマケに鼻くそをほじりながら。^ - ^

なんとも、今時の子供は物騒だなと思いながら、弁当を食べていたら、いきなりその辺でボキャ!バキャ!っと凄い音。

最初なにが起きたかわかりませんでしたが、あたりを見回して我が目を疑いましたよ( ̄∇ ̄)

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釣り座の少し離れた所には、何を祀ってるんだか知らないのだが、小さな祠があるんです。

日本は昔から家の中にも自然の中にも、八百万の神がいるといいますから、こういった祠はそこらじゅうで見かけます。^ - ^

たぶんこの海の見える場所にも、何か漁業に関係する神様でも祀ってるのでしょうか。

でもこの男の子、その祠をボコボコに叩いてるんです、木刀で。(°▽°)

わたしが見ていたのが火を注いでしまったのか、男の子は、なんだこのヤロー!こんだけかー!ぶちめぐどーボケー!って叫んで、蹴りまで入れてるんです。

どうやらこの祠には少しばかりお賽銭が入っているようで、その金額が気に入らなかったようなんです。

小さい頃からこの町に住んでいるわたしは、少々物騒な所だというのは承知しているつもりだったのですが、神様を脅してお金をカツアゲするとは末恐ろしいガキだなと思いました。

よく見るとその祠はかなり傷んでいて、どうもこの男の子がちょくちょく回ってきて、お賽銭をとったあげく、木刀で叩いているといった風です。^ - ^

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わたしは相手が小さな子なので、危険は少ないだろうと判断して、おいボク、神様を叩いたらいかんどーっと、大人ぶって注意したんですが、返ってきたのは子供のものではありませんでした。( ̄▽ ̄)

やっかましいわい、こんなの稼ぎが悪いけん痛い目にあわしとんじゃ!いらんこと言うなボケー!

言うだけ言うと、小走りに走り去っていきました。^o^

世の中には恐ろしい子供がいるもんです。ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

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