忽那の雫第93話 集中力半端ない瀬戸内のメバル釣り師たち!
まあこれは瀬戸内に限った話ではないのだけど、夜釣りでメバルを狙う釣り師たちの集中力というのはとんでもなく半端ないといつも思わせられます。^o^
なんの話かって?
夜釣りの怖さに耐える話です。(・∀・)
わたし自身が、けっこうな怖がりで、ふだん何も用がないのに夜の海に行ったりはしない。
仲間うちでも怖い目にあったという話はたくさん聞くからね。
それなのに、お月さんもない新月の大潮が回ってくると何だかしらないが、ソワソワし始める。←病気なんだよ!(°▽°)
目には見えない世界が存在していることは、おそらく誰もが感じているものと思うが、ヤバい話を聞いたり、自分が何かを感じたりすると、一気に見えない世界を身近に感じる。(^^)
わたしも人一倍感じてしまう方なんです(・∀・)
霊感があるとは思ってないし、モロに何かを見たことはない。
でも一度だけこのハトから少し離れたハトで釣ってた仲間の数が合わなくてヤバいなと思ったことがあります。(°▽°)
わたしの周りのメバル釣り師たちも、みな同じくらい怖がりが多いが、メバルを釣りに行く前に怖がる様子をみせる人はいない。
それは怖い以上に釣りたいと思うからだという理由に尽きる。^ - ^
みんな尺を超えるようなデッカいメバルが頭の中に思い浮かんでいて、その他のことを考える余地がないのだ。
わたしがよく行く大洲のメバル釣り場のすぐ上には焼き場があるようで、看板も出ている。
釣り以外の用なら絶対に夜は近づかない場所なんだけど、新月の満潮時に気がついたら立っている。←もう何かに憑かれてる?( ̄∇ ̄)
島の港のハトは通い慣れたメバル釣り場となっているが、停泊しているフェリーにいないはずの人を見たという仲間がいる。
かろうじて常夜灯が一つあるが、周りが暗すぎてかえって不気味だ。^ - ^
でもよく釣れるハトなので行くが、意識は海の方を常に向いている。
よく行く砂浜もそうだ。(^。^)
あたりには光源が一つもなく、自分が付けてるヘッドランプだけが頼り。
砂浜から上がってくる仕掛けに、デッカいメバルが付いている時は、もうそのことしか考えていない。
山の方から鈴の音が鳴ると言われる釣り場でも、食わせた時の感動とその余韻だけが頼りとなる。
これらの釣り場はどこも短期決戦で、満潮時のほんのひと時だけ、嵐のようにメバルが食うのを知っているからやれるのである。
メバル釣り師、それは集中力の塊なのである。(゚∀゚)
ふだんはとんでもない怖がりなのに、満潮時のほんのひと時だけは、まるで息をとめているかのように、意識をメバルに向けるのである。^ - ^
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