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忽那の雫第145話 瀬戸内大ヘビ伝説!
わたしのいた釣りのクラブでは年に一度、親睦会と称して瀬戸内の島々に大勢で乗り込み、ワイワイガヤガヤと竿を並べて釣りをしていました。
ある年の親睦会は愛媛県今治市の北東沖にある四阪島という所でした。^ - ^
参加者が20名前後もいたので、四つの島に分かれてキスやカレイなどを狙う予定です。
渡船を使い、小さな島のあちこちに下ろしてもらうため、あらかじめ全員に希望を聞き、みんながやりたい磯に上がって釣りができるように調整するのはなかなか大変な作業です。
ホントお世話してくれた仲間には感謝です。)^o^(
そして当日、みなが船に乗り込み出発!^o^
船内では、春の温かな日差しを受けみんな笑顔で釣り談義です。
一方、磯割りをしてくれていた会長のY君は、船頭さんと何やらボソボソと会話をかわしたあとこちらへ来て、Kさ〜ん、アンタが入る予定の磯は大ヘビがでるらしい!って言うんですよ。
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ほとんどの人は、ふんっ、ヘビくらいはどこにでも居るよという顔でしたが、Kさんはちょっとちがいました。
顔面蒼白!( ・∇・)
そうなんです、実はこのKさん蛇が大嫌いなんです。ひひひっ( ̄∇ ̄)
あちゃ〜、よりによってとわたしは思いましたが、←じつは面白がってた男(°▽°)
まあいつも出るわけじゃないだろうし、出くわす確率は低いだろうということで、Kさんと、相棒のN君は納得してそこへ降りました。
そして釣りも中盤にさしかかったころ、背中の山肌でトグロを巻くデッカいヘビを、よりによってKさんが見つけてしまったのです。(゚∀゚)
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Kさんはすぐに船頭さんの携帯番号をプッシュしました。
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Kさんは、腕くらいの太さのヘビが出た!
いったいどうすればいいのか!
っと船頭さんにまくしたてたんです。( ̄▽ ̄)
そばにいたN君も、そのデカさには流石に驚いたようなのですが、電話を受けた船頭さんは軽〜く言ったらしいんですね。
腕くらい?
あ〜それならまだ子供だから心配ない。( ・∇・)
親なら太ももくらいあるゾ〜!って( ̄∇ ̄)
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そのとき、Kさんの顔面から血の気が瞬時に失せたのを、N君はしっかり目撃したそうです。^ - ^
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そのあと二人は、後ろが気になり迎えの船が来るまで、岩陰でほとんど固まっていたそうです。
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帰りの船に乗り込んだKさんの第一声は、みなさん釣れた?
ではなく、ちゃんと迎えに来てくれてありがとう!
でした。←そりゃ来るでしょ(笑)
知らない釣り場の生き物には注意が必要ですね。(o^^o)
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