忽那の雫第134話 ふかぼり無人島 大突間島(今治)
今回は無人島シリーズとして、今治市吉海町にある周囲1キロほどの島を紹介します。
ここへは以前、一度だけ渡って釣りをしたことがある。
今治の友人にボートで渡してもらい、暑い夏の午前中に投げ釣りでベラを釣りました。
この島は、しまなみ海道がかかる大島の沖合いに浮かぶ津島と並んで浮かぶ小さくて低い無人島。
大島で釣りをしていて、なかなかベラのよく釣れるポイントが見つからず、数少ない大島のベラが釣れるポイントから海を眺めると、この無人島があったんです。^ - ^
さっそく友人に話し連れてってもらいました。^o^
この島には高い山はなく、標高は数十メートルではないかと思うくらい。
島の周囲は、いくつかの砂浜と岩場があるだけの平凡な無人島だが、特徴は潮の流れが速いということ。
有人島の津島と大島に挟まれる形で浮かぶこの島は来島海峡の入り口付近ということもあり、とんでもなく潮が速いのだ。^ - ^
中世のころは村上水軍の出城としての役目があったようで、当時の井戸がまだ残っているらしい。
わたしが釣りをしていて思ったのは、津島とこの大突間島の間の水道にだけは落ちたくないなというものでした。(^ ^)
それは恐ろしいほどの流れで、これは海ではなく川だなと思いました。
そこへ落ちて流される自分を想像している時に、ジェットスキーがフルスロットルで島と島の間を走り抜けていきました。
なんと楽しそうなんだろう←そっちかい!(°▽°)
ところでこの島の名前は大突間島(おおつくまじま)だが、名前の由来は、大きく渦が巻く島からきたというから、いかに潮の速い所かがわかる。
わたしが釣りをしたのは、島の東側にある護岸からだが、ここからちょっと右にずれても左にずれてもキュウセンは釣れなかった。
ベラにもいろいろあって、わたしが釣りたいのはキュウセンベラの雄、青ベラと呼ばれるヤツだ。
他にはササノハベラやオハグロベラなど、いろんな種類がいるが、わたしたちはそれらを総称してイソベラと呼び、キュウセンと区別している。^ - ^
なぜかその日だけなのか、いつもそうなのかはわからないが、釣り座から真っ直ぐ投げた所でしかキュウセンは当たらず、ちょっとそれるとアタリは出るがイソベラばかりが上がってきた。^ - ^
なので投げる方向に注意しながらも、10匹以上の青ベラを釣ることができて、とても貴重な釣りをすることができました。^ - ^
島の南側には池もあるらしく、確認まではしていないが、水軍の出城があったのなら池や井戸は不思議ではない。^ - ^
ただ雰囲気は、昼間でも怖い感じがして、わたしなんかは夜釣りはとても無理。
でも、この釣り場から見える対岸の大島からは、とても綺麗な夕暮れを見ることができる。
右側の津島と左の低い大突間島の隙間に、見事に沈む夕日を見れたら幸せな気分になれます。^ - ^
しまなみ海道を走る機会があれば、大島に降りて、この場所探してみて下さい。(^。^)