忽那の雫第110話 話すたびにデカくなっていく釣り人の話し
40年以上も瀬戸内で釣りをしていると、いろんな釣り人に出会う^ - ^
みんなそれぞれに憎めない釣り人特有の匂いみたいなものを持っている。
純粋な子供のまんま身体だけ大人になってしまったような、ある意味の可愛らしさがあるのだ。^ - ^
コレは釣り人あるあるとも言えるかもしれないが、こんな無垢で可愛らしい釣り人特有のお話。^ - ^
わたしがこれまで出会った釣り人の8割はこんなだとつくづく思うことがある。
それは過去に釣った、あるいはバラして取り損なった魚の話をするときの釣り人のクセ( ・∇・)
メバルなんかの、もともとが小さい魚であっても、心に残った魚の話をするとき、魚がだんだん成長していく。(°▽°)
最初は一番実寸に近い話ができるもので、釣ったのを見ていた人もいるので、なかなか誤魔化しが効かない。^o^
長寸はこんくらいだったが、体高がありよく肥えた魚体だったと、まずは幅に変化をもたせる。(笑)
そして次にまたその話が出たとき、ん?っと思うほどにサイズが伸びていたりする。^ - ^
ときには、小さなメバルが倍くらいにも成長していたりもして、なんとも涙ぐましい(o^^o)
あ〜、この人の釣った魚、このあとどう成長するんだろうと、こっちが心配になったりする。
でもそんな心配は無用で、釣り人は果てしない夢を見ているので、小さなメバルは三度目の話しをするころには、現実には存在しない大きさにまで達するのだ。(゚∀゚)
アンタそれ、40センチはあるよね?って聞かれてはじめてやり過ぎに気づくんです。
なんとも愛すべき釣りキチ^o^
可愛らしいメバルをここまで大きく育てる達人が、鯛やスズキなんかの伝説を語り始めたら、もう手はつけられない。
スタート地点の話は、初めて釣った大物の話を熱く語るだけで終わるが、釣ったとき現場に居なかった人だけの集まりでこの話が出たらおしまいだ。^o^
もの凄いアタリが出たところから、膝を使った激しい魚とのやりとりを、ジェスチャーをまじえながら熱く披露してくれる。(^◇^)
そしてついに、その話を知ってる人が誰一人居なくなったら、とうとう伝説の一匹が誕生するのだ。( ̄∇ ̄)
そのサイズは、自己記録更新を超え、県記録くらいまでは軽くいく。^ - ^
もしそれが、取り逃がした魚だった場合は、一気に日本記録を上回るほどに成長をとげるのである。)^o^(
ほっとけば限界を知らない釣り人の妄想力、素敵ですね(^_−)−☆
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