忽那の雫第333話 釣り達人烈伝!3 (近所のお兄さん)
釣り達人烈伝の3人目の話をしよう^ - ^
コレはワタシの生まれ育った町の10コ歳上のお兄さんでRぼと呼ばせてもらっている。
ワタシはしゅうちゃんだが、人によってはしゅうぼと呼ばれる。
このへんでは、名前の後ろにボを付けるのだが、◯坊とか〇〇坊というのがボになったもの。
この人は何が達人かというと、思いを形にするのが凄い。(°▽°)
思考は現実化するから^o^
だから何釣っても勝てる気がしないのである。
ワタシが忽那の雫第28話で、(大物一本引き釣法に敵なし!)と題して記事を書いたが、マサにこの釣り方の元となったのが、このRボがやった釣り方だった。
ある日Rボが来て、しゅうぼ、岸壁からスズキが見えるけん、アレチョイ釣ってこようと思うというのでついて行ってみた。^ - ^
魚を見かけたからって、なんでも釣れる訳ではない。
しかし、もう作戦は考えているようで、チョチョイと仕掛けを作り、エサを出した。
エサは釣具屋の冷凍庫に入ってるような、凍ったイカナゴでした。
釣ったことあるん?
とワタシは聞いたが、無いと即答!←達人の片鱗を見せた( ̄▽ ̄)
釣ったことはないが、イカナゴ付けて引っ張れば食うだろうと固く信じているあたりが、ワタシには出来ないワザだ。
Rボが作った仕掛けは、それこそ拾ったもので代用できるようなアッサリしたものだった←失礼だろ!( ̄▽ ̄)
今でもどこにでも売っているオモリに、ハリスを矢引程度とってハリを付けただけ。
あまりにも簡単で、拍子抜けしたワタシが見守る中、Rボは第一投^ - ^
着水したらすぐにリールを巻き始めた。^ - ^
そして何回か巻いた時、竿先が止まった。
止まったというのも、リールは巻き続けているのに、魚がエサを咥えるから竿先がとまるのだ。
シャッと合わせると、待ってましたかのごとくドラグが滑る。^ - ^
おっ、来た来た(^。^)みたいな感じで70センチはあるスズキを寄せてすくって見せた。
うっそー^o^
そんなカンタンに?
それまでスズキなんか釣ったことの無かったワタシには衝撃だった。
目の前で最初から見ていたワタシは、仕掛けを作りエサを付け、投げて引っ張り、魚をかけて取り込むまでの全工程を数分の映像として見せられた。
その後、投げ釣りのクラブに入り、スズキも釣りの対象となったワタシは、この時見た映像がいつも頭の中で流れ、スズキの気配があるとか、見たとかしたとき、釣れない気がしなくなっていたのだ。←催眠状態?( ̄∇ ̄)
あれ以来、スズキなんて釣れるのか?と思っていたワタシの頭は、スズキだったら居れば食うだろうと信じて疑わなくなっていた。
それほどに食う釣り方だったのだ。^o^
イカナゴは、死んでいても冷凍でも釣れるが、生きたやつなら絶対に食う!
そう信じるようになった←宗教にハマったよう( ̄▽ ̄)
この釣りを島に持ち込み、島のスズキたちをブイブイ言わせてやろうと、ワタシは毎日イメージし続けた。
するとエラいことが起きた!
下手したら島中のスズキを釣ってしまうかもしれない←んかわけあるかー!(°▽°)
仲間に教えても釣るし、コレはしばらく楽しめそうだと、このカンタンだが理に適った釣りを堪能した。
ワタシは簡単ではあっても、少しずつ改良を重ねて、もう長いことやり続けている。
Rボは相変わらず地元で釣りまくり、ワタシはどこへ行ってもやるし、Rボ様々だった。^ - ^
メバル竿でこんなの掛けるから、取り込みだけはスムーズに出来るよう、80センチの玉枠を使った。^ - ^
その後もRボは、ワタシ用にギャフも作ってくれて、今でも大事に持っている。^ - ^
釣りはイメージする力が大事だと思っているが、マサにその思考を現実化する、いやさせる能力を持っているのだと思う。^ - ^
尊敬する兄のような人です(o^^o)
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