忽那の雫第79話 魅力たっぷりの芋子瀬戸でカレイ釣り(睦月島)
忽那七島の島々の間を流れる潮流の中で揉まれた、新鮮なお魚たちは食通の間でも人気で、くさみのない味は、あまりお魚を食べないわたしでさえ美味しいと思わせてくれる。^o^
過去に睦月島と野忽那島の間を流れる、芋子瀬戸と言う流れの速い水道へ、カレイの投げ釣りに行ったことがある。
中島行きのフェリーが着く港が睦月島にはあるが、カレイの魅力的な釣り場は陸からは行くことが難しい岩場にある。(°▽°)
港がある島の南側から灯台を回り込んだ東側の、海岸には、カレイ釣り師がよだれを流しそうな、砂浜と岩場が交互に混ざる絶好の釣り場があるのだ。
上から見れば港のすぐ裏側ではあるが、行く手段がないから渡船を頼み連れてってもらうことになる。^ - ^
芋子瀬戸に接する島の東側の船が付けられそうな岩場に降ろしてもらい釣りをした。
白く見える砂浜あたりで釣ったのだが、このとき一緒に渡った仲間が釣り場のだんどりをしてくれて、わたしは一番南側の灯台に近い場所でカレイを狙った。^ - ^
いつものように、わたしは前日に海図で流れや底質をしらべた。
ふつう、島のまわりは水深が浅いとこから始まって、わりとなだらかに深くなっていくのだが、ここの水道はきれいに速い流れに掘られたかのように深い。^ - ^
これはカレイが出たら大きいなと感じた。
沖は細かな砂底で、釣り座の浜からはチョイ投げると10メートルを超える水深がある。
足元には礫のサイズの砂と岩場があり、わたし的には好きなタイプの釣り場だった。←ややこしい場所が好きな変態タイプ(・∀・)
エサはコウジを5個とあとは本虫。
朝の一発を期待して、コウジを一匹付けで投げていた竿に40オーバーがきた。
午前中に30センチオーバーが3枚の、初めての釣り場でまずまずの釣果を得られた。^ - ^
この島の東側の面は、かなりの範囲で水深のたっぷりある浜がつづいている。
わたしがやった時の潮は満潮から下げる時間帯だったので、右に2knの速さで流れる。
が、コレは最大の速さで、潮の大小によりさまざまな流れになる。
なので条件をあわせていけば、投げ釣りがじゅうぶん可能な釣り場であることがわかった。
ただ気をつけたいのは、駆け上がりのキツさで、わたしも仕掛けを上げるさいに毎度カケ上がりにナマリを引っ掛けながら巻いた。^ - ^
それでもナマリの消耗は少なかったから、少々強引な巻き取りをやれば問題ない。
流れの強さやカケ上がりのキツさを差っ引いても、この芋子瀬戸のカレイ釣りはとても魅力的だと感じました。
まだまだおそらく開拓できていない釣り場が存在すると思うと、居ても立っても居られないのである。(^_−)−☆