忽那の雫第244話 ◯◯を釣りたいシリーズ!第9回 (真鯛2)
前回の続きです^ - ^
初めてまともなサイズの真鯛を釣ったワタシは、嬉しくて毎晩のように海に通った。←家の前50メートルで海^o^
釣れた真鯛は40センチくらいだったと思うが、まったくチヌと引きの強さが違った。
それはどうやら、おヒレにちがいがあるようだった。
チヌのウチワのようなヒレもかなりな引きがある。
しかし、それよりも長くて真ん中が切れ込んだ鯛のヒレは、はるかに遊泳力のありそうな形をしている。
40センチくらいのサイズでこの引きだ。^ - ^
コレより大きいのが釣れるのだろうかと少し不安だったが、親父は言いました。
そんな柔らかい竿で釣るんなら、少々デカいのが来ても竿が勝手にいなしてくれるから獲れると。
そして次の獲物を見据えて、竿をさらに長いものにして、リールもドラグの滑りがスムースなものを使うようになりました。^ - ^
活きの良いスムシ(イチヨセ)で釣るブッ込み。
当時そう呼んでいたが、それ以外の釣りを知らなかったと言うほうが正確だ。
竿は1〜2号くらいの4メートル前後の波止用か磯用の物に、2000番から3000番くらいまでのスピニングリール。
当時はまだ、高価な物は買えなかったので、ドラグ性能重視で、なるべく安い物を使っていた。
そして潮がよく干く日には、必ず近くの干潟に行き、スムシを掘った。
実はいまだにエサ堀りがやめられず、干潟を見るとついつい掘ってしまう。←病気(・∀・)
スムシを見つけたら、巣のまわりを慎重に掘り、巣の下15センチほど下にイショクゴテを当てがう。
巣を潰さないように砂をかけ、巣の入り口から細かい砂を少し入れる。
しばらくすると、嫌がったスムシが砂を押し上げてくるので、タイミングよく移植ゴテをグサリ!
とやる。( ^∀^)
こうして捕るのが面白くて仕方なかったから、今でもやるのだ。
だがコレも、干潟の埋め立てが進み、エサを掘る場所が少なくなった。
しかしこの釣りで、たくさんの真鯛や黒鯛を釣らせてもらったので、ある程度のことはわかり始めた。
一つは、スムシ(イチヨセ)は、真鯛よりもチヌの方が好むこと。
そして、引きの強さと引き方。
そして食ってきそうな場所が、なんとなく見えるようになってきた。
16才から数年は、世の男たちと変わらず、ちがう方向に意識がむかい、釣りをやりはするが、ほとんどの時間をバイクや車に費やし、人様にかなりの迷惑をかけた。( ・∇・)
これはホントに反省しているが、成人する頃にはまた釣りの世界に帰ってきた。←帰って来たんかい!( ̄∀ ̄)
そしてついに!^o^
雑誌で見たのかテレビで見たのか忘れたが、鯛を撒き餌で寄せて釣る方法を探るようになった。
アレコレ試しながら数年、だいたいの型と釣り方が出来てきて、真鯛を狙って釣れるようになってきたのだ。
竿は磯用の2〜3号4メートルくらい
リールはスピニングの2000〜2500番くらい
道糸は3号、ハリスはフロロカーボン2.5〜3号
ハリはチヌバリ3号
コレに自作のカゴを遊動式に付けて、クッションゴムを付けてハリスを繋ぐ。
オモリは丸の中通しの5〜8号までをカゴの上に付けて、海底をコロコロと転がすのだ。
当時、反転カゴを使って鯛を釣るのが流行っていて、雑誌でもよく紹介されていたが、天の邪鬼のワタシは、そんなに沢山のオキアミを使う釣りを面倒だしお金がかかり過ぎると考えていた。^ - ^
それで、無い脳みそを搾るように考えついたのが、エサを海底で撒く方法だった。^ - ^
この方法で夜な夜な真鯛を釣り、写真を撮るために母ちゃんを起こすからいつも怒られた。←さっさと嫁さんもらえ!(°▽°)
もう勘弁してくれと言われるくらい毎晩デカいやつとのやり取りがあった。^ - ^
ワタシの地元の鯛釣りシーズンは、毎年6月から7月いっぱいが良くて、その後も食いはするが真鯛のコンディションは良くはなく、痩せて麦わら鯛と呼ばれる物になってくる。^ - ^
おかげで、デカい鯛は釣るが、夜中に起こされ鯛を持たされる母ちゃんは麦わら母ちゃんになり、しまいには麦わら父ちゃんまで現れた。←アンタのせいだろ!( ・∇・)
こんなことをしながら数年は、シーズン中に大鯛と呼べるサイズを10匹程度は釣っていた。
たまには自分でも持ち←当たり前だろ!( ̄∀ ̄)
ワタシの20台はカゴで釣るのがメインだった。
そしてついに投げ釣りへと移行していく。^ - ^
次に続きます(^。^)