ただの田舎の暑い夏
今年は梅雨が来る前に梅雨明けが来ちゃった感じです。
昭和年代のマンションは断熱材が無く、夏は直射日光がモロに室温を30℃にしてしまいます。
クーラーという文明の利器もただ寒くなるばかりで「適温」とやらはどこぞへ?という感じです。
そんな時は、とりあえず、本宅(田舎ね!)にGo!です。
これが「避暑地」だったら救いがあるのですが、なんたってこちらは、ただの田舎です。
フツーに暑いです。
あらゆる戸、窓を全開にして、風通しを良くするぐらいしか手がありません。
幸いに周りは土の地面ばかりなので、アスファルトのような蓄熱照り返しはありません。
そして、野鳥の声に癒されます。
飛びながら鳴くホトトギスは清涼感がありますね。
「ホトトギ〜ス」
とは鳴きません(笑)
私も以前そのように揶揄われましたが、
「ホッキョキョキョキョキョ」
と聞こえます。
ウグイスは8月の猛暑期間も鳴いてます。
こんな時は「春だけで辞めておけばいいのに」
と思っちゃいます。
春告鳥なのに真夏も鳴いているとこちらの季節感がおかしくなりそうです。
たまにヒグラシの、
「カナカナカナカナ」
の夏休みもそろそろ終わりかなぁ、という風情の時にまで
「ホーホケキョ」
と鳴いているのを聞いた時には、いささか呆れました。
つがいになるお相手が見つからなかったのでしょうか
そうだとすると、ちょっと可哀想です。
「マッチングアプリ試してみる?」
と声を掛けたくなっちゃいます。
「ホーホケキョ」
の鳴き方の上手い下手でメスドリさんとマッチングできたり出来なかったり……
そういえばこの頃の春先、まだ鳴き初めで、
「ホーホケレキョキョキョ」
だの、
「ホーホケ」
と上手く鳴けないウグイスさんを聞いたことがありません。
最初から上手く鳴けないとマッチング出来ない!と焦っているのでしょうか
のんびりと構えていたウグイスさんが好きだったんですけど。
(あはは、そもそもトリさん用のマッチングアプリなんてあるんでしょうか?)
まだ7月前だと、田舎はさすがに夜になると気温が20℃ぐらいまで下がります。
明け方ごろは多分20℃を切っているでしょう。
寝る前には窓を2〜3箇所ぐらい少し開けときます。
下手すると十分寒くなります。なので、肌掛け布団を用意しておきます。
だったら最初から窓閉めておけばいいのに、とお思いでしょうが、実はこれ、朝、鳥の鳴き声を寝床で聴きたいが為なのです。
田舎にいる時ぐらい、トリさんの囀りで目を醒ましたいじゃあないですか。
今年はもう、蚊取り線香も出番となりました。
この線香の香りを嗅ぐと、
「日本の夏が来たんだなぁ」
と思っちゃいます。アレ!?何かの宣伝を刷り込まれちゃっている?
(日本の夏、○ンチョーの夏、とかいうの..。)
昔ながらのものですが、結構効きます。煙が苦手な方は(喘息の方などはお辛いでしょう)電子式のもありますね。
私は、煙が出ていて、線香が赤々と燃えているのをみると、
「確かに今、薬効が出ているんだなぁ。」
と感じ取ることが出来て好きです。まぁ、アナグロチックな輩ですので、そう思うんでしょう。
さぁ、夜も更けてまいりました。自然の優しい冷房で寝るとしますか。
明日はどんな日が待っているのか楽しみにしながら。