公開シナリオ『ドリンカー』
テーマ『馬鹿騒ぎ』で考えました。
『ハングオーバー』リスペクト。
女1
女2
(鳥のチュンチュンとした鳴き声)
女1 一旦状況を整理しましょう。
女2 はい。
女1 私、○◯といいます。おそらく、初対面だと思いますが。あなたのお名前は?
女2 ◯◯といいます。あの、私達今どこにいるんでしょう。
女1 ちょっと、私にもわからないの。あと、服着てもらっていい? 目のやり場に困ります。
女2 あっ、すいません! でもどこにありますかね?
女1 ベッド床のウイスキーや瓶ビールの下に埋まってるんじゃないですか?
女2.うわぁ! ここまで来ると壮観。これって私たちがやったんでしょうかね。
女1 でしょうね。私としたことが。。。
女2 あっ、私の財布!! うへぇっ。お酒でびしょびしょ。領収書がある。。。ちょっとまって!?
女1 どうしたんです。
女2 桁数がおかしくありません?
女1 うわっ。多分ホテルなんでしょうが、広さから見ても妥当かも。
女2 居酒屋チェーン店でも値段見て吟味するくらいなのに。あれ、そういえば茜屋さんとそこであったような。
女1 そんな、気がしてました。(間)ちょっとシャワー浴びて目覚ましてきます。ひっ!!
女2 なにごとです!?
女1 か、髪の毛が!!
女2 ぎっしりと。これ、私のではないですよ。
女1 私でもないです。ていうか、これカツラだ。
女2 思い出した!! 私、飲み会で上司がセクハラしてきたんです。
女1 (間)1人で酒飲んでたときに目撃してたしかその方の腕を掴んだ気がします。
女2 いや、酔っ払ってて頭掴んでました。その拍子にこれ(カツラ)が落ちてました。
女1 まじかぁ。
女2 それから、勢いよくでていって、2、3軒一緒にハシゴして。
女1 今に至ると。本当にごめんなさい!
女2 いや、気持ちよかったです。その後のお酒も楽しすぎました。
女1 うわぁ、何話したかわかんない! こわい!!
女2 ま、時間はありますし、ゆっくり確認しましょうか? 馬鹿騒ぎ抜きで。