AbemaTVに入ってよかったこと
どうも、シュウタ(@sugawara_syuta)です!
2020年にサイバーエージェントに入社し、フロントエンドエンジニアとして株式会社AbemaTVの開発組織でwebチームに約1年半所属しました。2022年3月からはサイバーエージェントのAI事業本部に異動しています。
今回はAbemaTVに所属していた中で感じた、次のよかったことを中心に振り返りたいと思います。
エンジニアリングスキルの向上
プロジェクト・チーム・組織運営に関する学び
*開発組織内のwebチームに所属する1エンジニアの視点から書いています。AbemaTVは変化も激しく、プロジェクトやチームも数多く存在しているため、この文書が全てを包括するものではないのでご注意ください。
*内容の公開についてはマネージャー許可をとっています。
エンジニアリングスキルの向上
ABEMAは国内有数の大規模・動画配信サービスです。
その中で活躍するエンジニアの技術に対する熱量は高く、webでは最先端の技術追求に加え、パフォーマンス、A11y、SEO等の各分野にも積極的に取り組んでいます。そういった環境の中で、主に以下のチームに所属し、SEOやニュース関連、リニューアルプロジェクトやマイリストなどの施策に関わらせていただきました。
マーケティングチーム
新規の流入などのマーケティングやネイティブアプリへの誘導を主な施策として行う。
回遊チーム
サービス内でのユーザー回遊やより良い視聴体験を促進する
上記のチームに所属し、スピードと品質の両立を意識しつつABEMAのビューやデータフローの設計・実装を行えたことでエンジニアリングスキルの向上を図れたと思います。とてもいい経験でした。
またチームでは勉強会も活発で、webの最新トピックや学んだことに関する共有する場も醸成されています。そういった場で技術的なキャッチアップが進められたこともよかったと思います。
本筋からは離れますが、もしAbemaTV全体の技術に対する取り組みに興味がある方は2021年12月に行われたABEMA developer conference2021を是非ご覧ください。
プロジェクト進行・組織運営に関する学び
AbemaTVではプロジェクトや組織の運営に関して様々な取り組みがされているのですが、個人的には以下の点で学びを得られてよかったです。
OKRを用いた目標管理
定期的なKPTの実施
上長との1on1
褒めだより
*サイバーエージェントは子会社や部署の数が多く、プロジェクト進行や組織の運営に関しては共通で実施されているものがある一方で、独自の文化として実施しているものもあります。この文書に記載の内容はサイバーエージェント全体の取り組みを包括しているものではございません。
OKRを用いた目標管理
プロジェクトにもよりますが、チーム、組織の目標管理にOKRというフレームワークを活用するケースがあります。
OKRとはObjectives and Key Results(目標と主要な結果)を指し、以下の二種類のものを設定します。
Objectives(目標)
定性的で人を鼓舞する内容であるもの
期間的な縛りがあるもの
各チームが独立して実行できるようになるもの
Key Results(主要な結果)
定量的に測定できる
Oを達成したとわかる結果となるもの
チェックインやウィンセッション等のmtgを用いて目標管理・マネジメントを行なっている現場を経験できたことは今後も役に立つと実感しています。
OKRの詳細については以下の記事や本がわかりやすいです。
1on1
AbemaTVでは1on1が推奨されています。
頻度やアジェンダは固定ではなく、当事者間で相談してやり方を決めます。
私は上長とチームマネージャーとの1on1を以下のように行なっていました。
上長との1on1
週2回、火曜と金曜の夕方以降に30分程度
火曜日の内容
プライベート
心身の健康
モチベーション
課題・相談・悩み(組織・実装・個人・人間関係)
金曜の内容
業務の振り返り
雑談
マネージャー1on1
隔週で30分程度
内容
共有・相談、雑談など
上長との1on1はリモート勤務等で顔を合わせることが少なかったこともあり、多めだったかもしれません。
定期的に相談や悩みの共有を行えたことや業務の振り返りをできたことで非常に助けられました。
また1on1を定期的に実施することによって、心理的安全性を高めることにも効果があったと思います。
今後のプロジェクトでマネジメント関連のことを行う時には是非活かしていきたいです。
1on1について知りたい方は次の書籍を見てみるといいかもしれません。
定期的なKPTの実施
所属していた回遊チームでは二週間に一度、KPTという振り返りフレームワークを活用して、Keep=「良かったこと」、Problem=「悪かったこと、直したいこと」、Try「どうやって解決・改善するのか」を整理していました。
これにより、keepではメンバーの賞賛やよかったことの意識的な継続をすることができましたし、problemではチームや個人が抱える悩みの共有を行うことで積極的に仕組みで解決するアクションをとれたと思います。
チームではスプレッドシートでこんな感じのテンプレートを作成して使用していました。よかったら参考にしてください。
褒め便り
AbemaTVの開発組織ではWevoxというツールが利用されています。その中ではメンバーに対する感謝の言葉も集められていて、褒め便りという形でslackで流れてきます。こんな感じです。
私は褒められるとやる気が出て益々頑張れるタイプだと自認しているので、
とても良い仕組みだと思っていました。
終わりに
駆け足でざっくりまとめてしまったのですが、ここに書かれている以上に多くの学びがあったと思います。
技術に関してもそうですが、プロジェクト進行や組織運営に関して、米国シリコンバレーやアジャイル開発などで用いられる仕組みを導入し、現場に合わせて柔軟にカスタマイズしながら活用している様子は非常に学びになりました。
AbemaTVやメディア管轄の方々のサポートがあってこそ、日々の経験が得られたと思うので、非常に感謝しています。
名前を挙げるとキリがないですが、特にwebチーム・テックリードの野口さんには上長としてずっとお世話になり、感謝の念に堪えません。
異動にあたっては、キャリチャレという異動制度を使用しました。
ご相談させていただいた方から、異動する際は今いる部署のことを最も大事に考え、異動手続きと担当業務の両立や適切な引き継ぎなどを行うことを助言されました。
当たり前のことかもしれませんが、非常に大事な価値観だと感じましたので、意識しながら進められてよかったです。
今後ともお世話になった方々に良い報告がしていけるよう頑張ります。
ちなみに
少し前から早寝早起き頑張ってます。
自分に責任感を持たせるためにサイバーエージェント内で「CA morning」という朝活サークルを発足し、代表になりました。
以下のように思っている方は是非ご連絡ください!
どんな活動してるのか知りたい
早寝早起き頑張りたい
そもそも早寝早起きにどんなメリットか知りたい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2022/3
シュウタ
Twitter:@sugawara_syuta
portfolio:https://syuta-portfolio.vercel.app/
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