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【2025.02.12】2月の帰省ログ
こんばんは。syusyuyanです。
休み明けの今日はどのように過ごしましたか?
今日は「2月の帰省ログ」ということで、
先週土曜から月曜まで帰省した時のことを
綴っていこうと思います。
✈️🚄🚗
俺が2月に実家へ帰省する理由は家族行事の「節分祈祷」をするために地元の神社に行くからである。そもそも「節分」とは鬼を追い払って新年を迎える立春の前日の行事。節分以降が新たな年ということになる。だから、2025年のはじまりは2月3日からということになる。新たな年がよくなるように、2月の節分近辺で一家全員で毎年ご祈祷をしてもらう。今年は2月9日の日曜日に実施予定のため、前日の2月8日の土曜日の夕方に実家へ帰った。実家の母からは「雪がすごいから、あまり遅くならないで」ということだったが、なかなか荷造りに気が乗らず夜の到着になってしまった。新幹線は大混雑、大遅延だったがとりあえず乗車することができ、実家に到着した。まぁまぁ雪が降っていた。地元駅の小さなロータリーには年齢には合っていない、母が乗る大きなSUV車が停まっていた。後部座席を開けると「よっ!」と母が言う。助手席には父が乗っていた。「この空間嫌なんだよなー」と思いつつ、車に乗った。
車で30分ほどで実家に到着した。山が近いから最寄駅よりもかなり雪が強く降っていた。何でもない土曜日の夜、夕飯に母がしゃぶしゃぶを用意していた。「寒い日に誰かと囲む鍋はやっぱり最高だな」と思いながら、地元に住む俺の姉たちの話、両親の仕事の話、母の会社の話などをした。もちろん、俺の仕事の話もした。結構自分頑張ってるのに評価されない話、責任を取らない、アドバイスをしない管理職の話、給料が低い話、仕事ができない後輩の話(死んでも片想いしているなんて言えない笑)など。結論、両親は「そんな会社辞めてしまえ」と言った。確かにそうだ。早く辞めようっと改めて決意をした。そのあと、母はこう言った「お前は昔から、周りがどうとか、あいつがどうとか言って、部活でも仲違いしてそれで前の会社も辞めて、少しは自分の人生を生きなさい。仕事なんでどうでもなる。海外でも行ってこい!」そう言った。母の言葉は結構心に響く。特に社会人になってからは「俺の母」の言葉ではなくて「従業員を抱える会社の女性社長」という目線で会話をすることが多く、母の的確な意見や話を聞くたびに「母が俺の会社のトップだったらなぁ」なんて思うのだ。会話は深夜1時ごろまで続き、3人で700mlのウイスキーのボトルを2本枯らした。
翌朝8時頃に目が覚めた。リビングに降りると6枚切りのパンと目玉焼きとスープが用意されていた。一人暮らしになってからわかる朝ごはんが用意されているありがたさを実感しながら、両親と朝ごはんを食べた。9時半になると姉一家がやっ来て、実家で準備をすると母のスマホが鳴った。神主からの電話だった。内容は「雪が1メートル近く積もっていて、職員も来れていない。だから節分祈祷はまた後日にしてほしい」という内容だった。予想はしていたが、山間部はそんなに大雪なのかとびっくりした。まさかのポッカリ開いた1日をどう過ごそうか悩んだ。その結果「いい店でいいランチをしよう」という結論に至った。義兄が運転するワンボックスカー、両親と姉と乗り込みに母が好きなイタリアンレストランに向かった。休日は1時間待ちは当たり前の田舎とは思えないくらい高い価格帯のレストランらしい。40分ほど車に揺られると、今風のオシャレな店に到着した。店内はイタリアの街並みのような?(行ったことないけど)装飾だった。ピザ職人コンクールで何度も優勝している職人が店主を務めるこのお店は地元野菜をふんだんに使ったピザが有名らしい。ピザ1枚2,000円以上と田舎にしては高価格帯だったが父の奢りということで好きな分だけ頼み、ビールを飲みワインもボトルで2本頼んだ。なんて素敵な日曜日、なんて大人な日曜日、何で美味しいピザなんだ。とっても有意義な時間だった。
帰り道も義兄か運転する車で実家に戻る。途中「せっかくだから酒でも飲もうよ」そう言う姉の提案を皆で受け入れ、コンビニに寄って自分の好きな酒を買う。車に乗りながら酒を飲むなんて初めてだったかもしれない。こんな姉も実は同居する義母の介護で疲れていたのかもしれない。90歳近い義母、レビー小体型認知症を発症している。義兄はひとりっ子だから他に兄弟もいないため公的サービスを利用しておむつ交換やご飯作りなどもしている。あの自分勝手な姉が介護をしているとは時々想像つかない。車内では甥っ子や姪っ子の話、もちろん俺の結婚の話にもなった。もう隠すことやごまかすことは慣れているが、うまく言語化できないけれど、この日のこの時間がとても心地よくて自分の結婚観についてうっかり口を滑らせそうになった。
みんなそれぞれ一生懸命生きている。見えないところでそれぞれ毎日悩み苦しんでいるのかもしれない。それでもご機嫌を取って生きているのだろうと思った。みんな苦しいんだよね。そういう顔しないだけで。マジで偉いよな人間って。そして家族っていいのかもしれないね。雑だけどそう思った1日だった。
syusyuyan