自業自得
仏教にも大原則があります。
原則とは、ルールです。
大原則と言うのは、ルールを大きくしたのではありません。
これは~はずせないなぁと言うものです。
仏教の大原則の1つ、自業自得があります。
業と言うとマイナスっぽいイメージが強いですが・・
本来は、単なる私の行い。行為・行動の事です。
良いとか、悪いとかの、そんな判断を介さない言葉です。
自分のした行いは、自分しか引き受けられない。
そんな意味です。
「ちょっと持っていてください」
と、一時預けができない。
そしてお人に
「仕方ないわね、貸しなさいよ」
と、人の業を私が代わってあげることができないのです。
他人が入り込む余地がない。
そんな大原則、自業自得です。
私の最近のブーム
仏教をスポーツに例える事。
例えば、マラソン。
マラソンのルールに、走行距離は42.195kmと言う決まりがあります。
夏は暑いから短めにしよう、と言う提案は出ない。
中途半端な.195kmなんて止めにして、キリの良い43kmでも良さそう。
こんな異論を唱えずに、42.195km。
ランナーは走り抜きます。
「だってマラソンだもの、そう言うものよ」。
走っている途中、誰かに距離を代わってもらえると楽。
それはマラソンではなく、駅伝です。
マラソンは独りで走り通しきる競技です。
私がオギャ~と生まれ、死ぬ瞬間まで、1人で走り抜く。
これが、私の人生。
私の行動が、私の競技の結果になる。
走るのがツラく成った時、顔を前方に向けると、吸水所に人が立っている。
この人生競技にエントリーし頑張る。
そんな私を見て、サポートしてくれる人と出会う。
ドリンクを手渡してくれる。
励ましてくれる。
自業自得、寂しい大前提ではなさそうです。
時には凹んで、つまづいて。それでも、苦にせず歩いています。 < 自分らしく > そんな動きしかできませんが、ご一緒に楽しんで頂けると嬉しいです。