活動できていなかった間に在った事
父の死
2020年5月のnote「なかなか信じてもらえない、長月と病の今まで。 その2」で触れていた父の癌の介護、最後は自宅で穏やかに見送ることができ、少し肩の荷が降りた気持ちになりました。
医師からの宣告時は余命数ヶ月と言われていたものの、2年以上生きる事ができ、死のほんの数日前までは末期癌とは思えぬ元気さでした。
しかし、父の死の翌日からは葬儀やお墓に関して、死亡届や相続に関してなどの各種手続きが一気に発生して、まさに天手古舞。
各種書類の発行など、予想外に出費も多く、遺された母と二人で、ある程度の年齢になったら生前にできるだけの事をしておいて、遺された人に負担を掛けない様に生前にできる事はなるべく済ませておこうとしみじみと思いました。
父の遺品整理
父は以前、自動車に関する仕事をしていました。
父が遺した物の多くは自動車に関するものが多く、物づくりが好きだった事もあって、専門書籍、工具や工作機械、自動車関連部品などが大量に在りました。
最終的には業者に引き取ってもらったのですが、2tトラック2台分以上の量で、自宅にこれほどの量の物が在った事に驚きました。
人一人の人生の重みを感じた出来事でもありました。
人の事は言っていられない
父の件もあり、自分もハードウェアシンセや古いPCなどかなりの量を溜め込んでいる事を自覚して、少しずつ処分していかなければと思いました。
昨今の楽曲製作はソフトウェアシンセサイザーが主流となり、マスタートラックまでITBで行われることも多くなってきた様に感じます。
また、以前はハードウェアがあればいつでも製作時の音を再現できると思っていたのですが、手持ちのシンセサイザーたちも経年劣化が多くみられる様になり、メーカーサポートも切れて少しずつ修理できなくなってきています。
自分が持っているシンセサイザーは、1980年代〜2000年代初頭の物が多く、これから先、ハードウェアシンセが寿命を迎える事も加速度的に増えてゆくのではないかと考えています。
一部のお気に入りはサンプリングする事も考えていますが、ソフトウェアでクローンがあるものは優先的に処分していこうかと思っています。
自分はライブ演奏などは不得手なので、楽曲制作に特化したMIDIキーボードと、一部のお気に入りと新しいもので合わせて数台、残しておけば良いかと感じています。
心房細動 再び
父に関わる諸々が落ち着いたある日、胸に覚えのある違和感がありました。
もしやと思い、AppleWatchの心電図機能で計測すると心房細動との診断が。
一時的な事もあると思いしばし様子を見つつ、何度か計測するも結果は変わらず、違和感も続いていました。
#7119に電話をかけて相談したところ、すぐに救急搬送という事になったのですが、時はCOVID-19が5類へ移行する前、救急車内で体温を測ったところ37.5°Cと発熱があり、受け入れ先の病院が見つからず、1時間ほど家の前で待つことに。
最終的には、家から少し離れたところにある大きな病院に受け入れてもらえたのですが、まずはPCR検査、結果が出るまで隔離で、結果が出た頃には不整脈も落ち着いてしまいました。
後日、前回手術をした日本医科大学付属病院を受診、しばし経過観察をする事となりました。
心臓、二度目の手術
経過観察が始まってから数ヶ月、再び胸に覚えのある違和感が。
前回とほぼほぼ同じ流れで再び救急搬送される事に。
搬送後の流れもほぼ同じだったので、日を改めて日本医科大学付属病院を受診、再手術をする事が決まりました。
ここでまた一つ、なかなか信じてもらえなさそうな事が起きました。
手術前の医師からの説明で、「今回は前回の手術時に検査しなかった部分も検査してみます。その部分に問題がある確率は0.1%未満なのでおそらく大丈夫だとは思いますが念の為に……」との言葉が。
フラグとは正にこの様な事を言うのか、その0.1%未満の病変が見つかり、担当医師も「自分が診てきた患者さんの中では初めての症例でした……」とびっくりしていました。
簡単に説明すると、心房細動の原因となる部分は肺静脈付近に集中している事が多く、手術ではそこを処置するのですが、ごく稀に右心房と上大静脈の境界辺りに病変がある事があるようで、自分はこれに該当した様です。
心臓のトラブルはこれで最後になって欲しいなと思いました。
原因不明の倦怠感
今年、2024年の5月に入ったばかりの頃、未だに原因は判らないのですが、強い倦怠感と、食事が喉を通らずにごく少量しか食べられなくなる時期がありました。
体重は3週間ほどで10kgほど落ち明らかに何かおかしいと思い、かかりつけの国立国際医療研究センター病院の総合診療科を受診するも原因がわからず、様々な検査をするも原因特定に至らぬまま、現在に至っています。
最終的に体重は15kgほど落ちたのですが、元が太っていた為、図らずもダイエットしてしまった形になりました。
理想を言えばもう少し体重を落としたい所ではあるのですが、正常な痩せ方ではなかった為に、筋力、体力の低下が著しく、通院もしんどく、気軽に出かけられない状況なのが歯痒い所ですが、幸いな事に食欲は戻ったので、また太らない様に気をつけつつ、少しずつ体力を戻していきたいと思っています。
元々あまり健康体ではありませんでしたが、それでも気軽に電車に乗って出かけたり、友人と何処かに旅行に行ったりとはできたいたのは幸せな事だったんだと改めて思い知りました。
今はまだ気軽に家から出られない状況ですが、SNSやオンラインでの交流に助けられています。
秋が感じられる様になり動きやすい季節になったら、少しずつリハビリしてまた気軽に出かけられる様になりたいと思いつつ、家でできる事ももっと頑張らなければと思う今日この頃でした。