ことばにできないラブレター(1)
唐突ではあるが、今後たま~~~~にラブレターをつづっていこうと思う。
私の人生には大切なものがわりとたくさんあって、それらに対しての感情はタイトル通り『ことばにできない』ものではあるのだけれど、まあそれでもそれなりに何かしら残していきたいと思い立ったためである。
本日は記念すべき第一弾ということで、おねこさまについて語りたい。
ねこ。おぉねこ。ねこよねこ。いとしいいとしいおねこさまよ。
私が愛してやまない猫は4匹いるが、その中でともに暮らしているのは『たぬ』と『まる』である。
まず、我が家にやってきた初めてのおねこさまであるたぬはでかい。
7キロを誇るでっかいおねこさまだ。
その出会いは地元の保護猫譲渡会……なのだが、厳密には異なる。
何故なら彼は、その譲渡会には、ポスターでの参加だった。
右も左も解らずに姉とともにぶらっと立ち寄った譲渡会で、「みんなかわいいねえ」と言いつつ自らが引き取るなんて思ってもみなかった。
スタッフさんに、「どんな猫ちゃんがいいとかありますか?」と問われ、我が家の最高権力者である母の言葉を思い出し、「大きくて長毛の子がいいな
あなんて……」と、おそらく保護猫界ではだいぶ無茶ぶりであろう発言をぶちかましたのだが、そんな私にスタッフさんが「いるんですよ!!」と教えてくれたのがたぬだった。
ポスターに掲載されていたたぬはでかく、毛が長く、うつくしかった。
その後とんとん拍子にトライアルが始まったのだが、まさか本当に自分がおねこさまと暮らすことになるとは、当時の自分が信じられない。
グッジョブである。
そしてもう一匹のおねこさま、まるは、なかなか事情が難しい子だった。
保護猫であることは間違いないのだが、保護猫は保護猫でも、ペットショップ出身のDV被害猫だったのだ。
その経緯をシェルタースタッフさんから聞かされているが、ま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~も~~~~~~~~~~~~~~~はらわたが煮えくり返る思いがするような胸糞悪い話なので割愛。
とにかく我が家にやってきたまるは、最初は決してケージから出てこず、かまくらの中で縮こまって「シャー!!!!」と威嚇しながらも攻撃はできない、あまりにもかわいそうで、けれどもかわいくてならない、小さな赤ちゃんだった。
その赤ちゃんが徐々に心を開き、ケージから出てきて、私の前で腹を見せて眠るその姿に、私はいつもたまらない気持ちにさせられる。
たぬがノブレスオブリージュの心を持つ王様ならば、まるは何も知らないあかちゃんなのである。
もうどっちの方がかわいいとかじゃない。どっちも世界でいちばんかわいい。だいすき。あいしてる。ずっと一緒にいてね!!!!!!という思いしかないマイラブちゃんたちだ。
だんだん何の話をしたいのか解らなくなってきたが、彼らを愛していくこと、そして彼らから時折気まぐれに与えられる甘えたな愛情に、私は幾度となく救われてきたし、これからも救われていくのだろう。
とりあえず今後30年は一緒にいたいという気持ちである。