毎日毎日同じ弁当で飽きた
昼食はいつも会社近くの団地で食べている。弁当は晩御飯の残りと冷凍食品。12時に昼休憩が始まり、13時には戻る。弁当箱を開けるのは12時10分で、会社に戻ろうと腰を上げるのが12時50分。僕はこの40分の使い道にどうもしっくりきていない。
一番の不満はご飯の楽しみが0という点だ。昨日の晩御飯が唐揚げだとする。朝ごはんも残り物なので唐揚げを食べる。そしてその4時間後にはまた唐揚げを食べる。
弁当箱の残りのスペースには冷凍食品を入れる。ハンバーグとか、パスタとか、グラタンとか。イオンに売っている1つ140円くらいのやつだ。もう全ての種類を食べてしまった。ハンバーグもパスタも味はたいして変わらないのだが。
じゃあどうしたいのか? 外食。1日目はなか卯、2日目はマック、3日目は回転寿司、4日目は王将…お金があればこんな生活がしてみたい。
だが、お金があれば本当にするだろうか?1時間のうちの半分は移動と提供の待ち時間になるだろう。それに僕は食べながら「ああ、また戻って仕事しなきゃなあ…」と思うんじゃないだろうか? それは友達と食べる時よりも美味しくないんじゃなかろうか? どうも本質はご飯じゃないらしい。
僕は弁当を食べながら「ジャルジャル」を見る。ジャルジャルはすごいなあと思う。僕はジャルジャルのネタならそれがどれだけ面白くなくても面白く感じてしまう。そしてそういうファンがたくさんいる。
ジャルジャルは面白いけど、休憩で見るたびに「僕は今日も昨日と同じことしてるなあ」と思う。
たまに休憩時間の方がかえってダルい時がある。仕事をしていると他のことを考えなくていいし、定時に近づくにつれて僕のテンションは上がっていく。帰り道に音楽を聴くのが好きなのだ。それは他の何にも代えられない幸せに感じる。
「今夜はブギー・バック」を最近知った。アップルミュージックのよりyouyubeのライブの方がずっといい。初めてイントロを聴いた時、「こういう曲がやっぱりあるんだよなあ」としみじみした。帰りに人ごみを歩きながらそういう曲を聞くと、心が洗われるような気分になる。流行してた時代に生きてたら、悔しくて聴けなかったと思う。
みんな大体イヤホンしてるけど、実は隣の人も「ブギー・バック」聴いてたりして…なんて考えると結構おかしい。
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