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ファンとランチをしてライブを観た【日記】 

2025.1.11(土)
朝6時に家を出て、7時からバスに乗り、6時間かけて東京に向かった。

バス移動は、苦ではない。特に往路。
旅が始まるぞ~~、といった感じで、ワクワクする。
バスから車窓を眺めるのが好きだ。

ひとつの敷地にスーパーとか100均とか薬局が入っていて、広めの駐車場に車が沢山とまっている。
そういうところを見て、
あぁ、ここを軸に暮らしている人たちがいるんだなぁ
今ここでお惣菜を買ったりしてる人がいるんだなぁ
あそこを歩いているジジイにも人生があるんだなぁ
などと考える。

この時間が好きだ。


いろんな人の暮らしに思いを馳せながら車窓を楽しむこと3時間。

富士山が見えてきた。

大きくて目立つので、どうしても目が行く。

新幹線やバスで富士山が見えると、旅行で乗っている人は特に写真を撮りたがる傾向にある。だが、私は撮らない。
私はよく新幹線やバスで東京に行く。富士山は何度も見ている。
別に、富士山は珍しいものではない。
ここでスマホを取り出して写真など撮ろうものなら、
隣の席のおじさんに
「やれやれ。この小僧は富士山ごときでテンション上がって写真なんて撮っちゃって(笑)。東京旅行なんて、君には滅多に行けないんだろうねぇ。」などと心の中で小馬鹿にされてしまう。

私は何度も東京に訪れている。なんなら、月に1回くらい行っていたりする。
「富士山ごときでは微動だにしないんだぞ」というところをおじさんに見せつけたい。
隣のおじさんも東京には行き慣れているのだろうか。富士山には目もくれず、ずっとスマホを見ている。景色など一度も見ていない。

バスは走り続ける。

富士山を見てから20分。

まだ富士山が見えている。
なんか、ずっと富士山の周りをウロウロしている気がするが、
このバスは本当に東京に向かって進んでいるのだろうか。

こんなにずっと富士山って見えていたっけ。

しかも20分間ずっと、見やすい、良い感じの位置に富士山がある。
そして今日は快晴で青い空が美しく、富士山が綺麗に撮れそうだ。


20分もずっと見えているのなら、まぁ、1枚くらい撮ってやるか。
別にね、撮らなくていいんですけども。
すごい良いお天気だしね?
1枚だけ。1枚だけ。


1枚撮った。

綺麗な空と富士山。

私がスマホのシャッターを鳴らすと、隣のおじさんがこっちを見る。
「コイツ、何の写真撮ったんだ?」という感じで、外を見る。
おじさん、富士山を発見した。

そしておじさんは、スマホを窓に向けた。

おじさん、富士山の写真を撮ろうとしている。

東京旅行に慣れていて、もしくは仕事で来ているだけであって、別に富士山なんか興味ないのかと思っていた。
だが、実際はスマホに夢中で気づいていないだけだったのだ。


残念なことに、おじさんがカメラを向けた途端、
道路に馬鹿デカい柵が現れて富士山の下半分を隠した。

おじさん、一応写真を撮っている。

惜しい。

さっきまで、20分間ずっとシャッターチャンスだったのに。

おじさん、チャンスを狙い、諦めずカメラを向け続ける。

私も、半分閉めていたカーテンを全開にして、ちょっと姿勢を変え、おじさんのカメラに自分がなるべく映り込まないようにした。

柵がどいても大きい木がたくさん現れたり、なかなかチャンスが来ない。

もう、シャッターチャンスは来なさそうだ。

おじさんは諦め、スマホを下げた。

数分後、綺麗な富士山が現れた。

私は横のおじさんのほうを見る。
目線で「おじさん!富士山!今撮れるよ!いけるよ!」とアピール。

おじさん、私の目線に気づき、外を見る。そして富士山に気づき、カメラを構える。

しかし、その瞬間、また富士山は隠されてしまった。

またもチャンスを逃した。

またおじさんの数分にわたる富士山撮影チャレンジが始まった。

おじさん、ここまで来たら、引くに引けない。

引くに引けなくなったおじさんだが、全然シャッターチャンスが来ない。

私はおじさんに話しかけてみた。
「なかなか撮れないですね(笑)」

おじさんは、少々びっくりした様子で
「あ、あぁ…」とだけ言って苦笑い。

その様子と「あ、あぁ…」という一言でわかる。
おじさんは人見知りだ。

おじさんは40代後半~50代前半くらいの見た目で、
たくさん人生経験もあるだろうし、気軽に喋ってくれるかと思った。

「撮ろうと思うと撮れないですよね~。私が撮るまで20分くらいずっと実はシャッターチャンスだったんですよ。私が早く撮って気づかせなきゃいけなかったですね。ははは」とでも言おうと思ったが、やめておいた。

こっちもおじさんのためにカーテンを開けたり姿勢を変えたりしているんだから、少しくらい話しかけても不自然ではないはずだし、ちょっと喋ってお互い撮った富士山の写真を見せ合うくらいしてもいいはずだ。

40代以上くらいの人たちは、気軽に知らない人と喋れるものだと思っていたが、そういうのが不得意なおじさんも一定数いるのだ。

大学で出会った同級生とかなら、多少相手が喋るのが下手、喋りたくなさそうにしていたとしても、
その場の縁を大事にできる人になってもらいたいので
多少しつこく話しかけることもするけれど、
まぁおじさんは人見知りのままでも40年生きてきたのだろうし、今日をきっかけに社交的になるとも思えないので私はもう何も話しかけなかった。

おじさん、結局富士山の写真うまく撮れたんかな。知らんけど。
私が話しかけて2分後ぐらいにはもう諦めていた。
多分撮れていない。


そうして東京に到着。

東京では、私のnoteを読んでくれているという読者の方とランチをすることになっていた。

バスを降りて駅前のキオスクで待ち合わせ。
予約してくれていたお店「和食バル 音音」に向かった。

私が偏食なことをよく知ってくれていて、メニューが豊富なお店を提示してきてくれたので、ありがたかった。

私はハンバーグ定食を食べた。


普通のハンバーグ定食。

彼は、私のファンだというのに、ローストビーフ丼を食べていた。

私のファンだというのに、私の前で、私の嫌いなびしょ濡れになった白ご飯を食べている。
別に、他人が何を食べていようが構わないので、
びしょ濡れのご飯でも何でも好きに食べてくれて良いのだが。

食べながら、質問にお答えする。

彼はさっきの富士山撮影大失敗ジジイと違って、とても感じが良い。
良い人そうだ。

彼は私がラニーノーズの件で炎上しているとき、滝沢ガレソの投稿を見て私の事を知ったのだという。

そして、私のファンだという。
「質問箱に投稿したりnoteコメントしたりしてくれてる?」と聞くと
していないとのこと。
「いつもnoteのコメントは私に反論する人ばっかりだから、ファンだったらちょっとくらい私に援護射撃してよ!」と要望したが、あまり乗り気ではなさそうだった。

「コメントとかって、やっぱりファンはあんまりしないですよね~。なんか意見がある人しか…」と彼は言う。
「そうでしょ?別にさ、同意してたら、何も言う必要が無いじゃん。もう書いてある内容でじゅうぶんなんだから。だから、何か反論したい人しか書かない。だからコメント欄は結果的に私がすごい悪いとか変なこと言ってるみたいに見えちゃう。ファンの人も、もっとコメント書いてよ!バランス悪い」と言っておいたが、きっと彼は今後もコメントしないだろう。

大学の知人にも「大学で喋ったことあるけど良い人でした、とか書けよ!お前もTwitterやってるんだから!ちょっとくらい援護射撃しろよ!」と言ったが断られたことがあった。

ハンバーグを食べながらそんなことを話していると、
彼も以前Twitterが炎上し、滝沢ガレソに取り上げられたことがあるということを話してくれた。

「奥さん、当時彼女の写真を載せたときに炎上しちゃって、それで彼女泣いちゃったりして…。でも、抱きしめて、キスしたら許してくれました」
みたいなことを言いやがって、彼女が居たことなど1度もない孤独な私に言うことか?と思ったが、まぁ良しとしよう。

炎上した細かい内容についてはnoteには書かないでくれと言われているので詳細を書くのは控えるし、今後質問箱等で質問されても無視する。

そんなことで炎上するんだ、というような印象で、
彼が何か悪いことをしたわけでもなかった。

めっちゃ良い人そうな彼でも、炎上することはあるのだ。
1億総発信者時代の現在、誰でも炎上しておかしくないし、別に炎上したからと言って私や彼が悪い人だということでもないのだ。

彼は感じが良いし、恋愛も上手そうだ。
数年の遠距離恋愛の末に結婚したらしい。新幹線と特急列車を乗り継ぎ、彼女にいつも会いに行っていたらしい。

そんな恋愛マスターな彼に、
私は12月中頃からずっとマッチングアプリでやり取りしている人が1人居て、そろそろ会いたいと言ったほうが良いかというご相談をさせてもらい、
メッセージのやり取りも少し見てもらった。

もう会っても良いんじゃないかと言ってもらったので、
「もしよければ、お茶でもしませんか。1月◎日以降でしたら、大学が春休みでずっと暇なのでいつでも大丈夫です」というメッセージを送信。

以前の私なら
「タリーズあたりでお茶でもしませんか」と送っていただろうが、
Twitterや質問箱で「タリーズに半強制的に決めるな」などという意見が結構来たため、店名の部分は削除した。


「タリーズでお茶でもしませんか」というのが話し合いの第一歩である。

「行きたくないのに半強制的にタリーズに決められた!」と思ってしまうような女の人とは付き合わないほうが良い気もするが。


「タリーズに行きましょう」というのは提案にすぎず、相手に選択の余地がなくなったわけではないことに注意せよ

遠距離恋愛マスターの彼も「タリーズ別にいいと思うけど…」と言っていたし、どうせ
「どこの店行きます?」と聞かれて
「じゃあタリーズはどうですか」と答えることになると思う。

だが、せっかく意見をいただいたわけだし、せっかくいただいた意見はなるべく反映したい。

私が彼から「和食バル 音音」でランチをしないかと提案されたときも
「半強制的に和食バル音音にするのではなく、どこか定食屋でも行きませんか?と言い方を改め、こちらにも選択の余地を与えるべきだ」なんて思わなかった。

でも、女性の脳の仕組みなんて分からないし、女は店を提案されただけで「私に選択権はないのか!!」と憤ってしまうのかもしれない。そういう風に脳ができてしまっているのであれば、それは仕方がない。私が合わせてあげるしかない。

お茶でもしませんかとマッチングアプリでメッセージを送ったところ、
「スケジュール確認して返信します」という風に言ってもらったので、返信を待っている。
会えるまでもう少しだ。
油断ならないのが、ここまで来て急に返事をしなくなってしまう女性もいる。
今度こそ、返事がきますように。


そうして昼食を終え、彼とは解散。


私は東京から横浜へ向かった。
Billboard Live 横浜でライブを観る。


Billboard大阪には何度も来たことがあるが、横浜店には初めて来た。

ここで観るのは、こちらのライブ。

毎度おなじみ、元プリプリの香ちゃんのライブ。

KAORI PARADISE2025 新春スペシャル。

香ちゃんと10人のビッグバンド「Diamond Swing Orchestra」による、年始のスペシャルライブ。

年始に毎年行われるようになった恒例行事。
今回で3年目。すでに来年も行われることが発表された。

トロンボーンとかトランペットとか、いつものギターバンドには入っていないような音がたくさん入る。

だから、選曲もいつもと変わってくる。

普段のライブではやらないような曲も聴けたりする。

今日はBillboardツアー初日。何を歌うのだろうか。期待が高まる。

去年の公演では、最初の3曲は知らない洋楽のカバーだった。
香ちゃんの普段のライブでは、そんなことは絶対ない。
カバーなんて、滅多にしない。
でも、最初に2曲なぜかカバーをし、その後のMCでも
当たり前のように「今のは○○っていうアーティストの××っていう曲で、私が大昔にレッスンで練習していた曲で、次の曲もそうなんだけど、また○○の曲で…」と喋っていて
「は!?また次もカバー!?何???」と絶望した。
そうして、3曲目のカバーを聴き、その後4曲目で私の大好きなプリプリの曲が始まって一気に機嫌を取り戻した私であった。
その後のMCでは「皆さんは最初、”え?今日ずっとコレ?Mはどこへ、Diamondsはどこへ…?”と思って、心底帰りたくなったかと思いますが(笑)」と喋っていた。
「でも、しょうがないじゃん!だって、やりたくなっちゃったんだもん。たまには良かったでしょ?」と客席に問いかけ、お客さんは流れの都合で拍手せざるを得ない感じになっていたが、私は全く拍手しなかった。
分かってるならカバーなんてやるなよ!!!!と思った。
カバーの3曲がなければ、プリプリの曲がもう3曲聴けたかもしれないのに。
後からプリプリの曲をやったからといって、最初の3曲が全然良くなかったことには変わらない。
しかも、Billboard公演というのは、香ちゃんに限らず、どのアーティストも公演時間がかなり短い。1時間20分しかない。香ちゃんのライブの場合、演奏されるのは11曲程度。そのうち貴重な3曲をカバーに奪われると、プリプリ曲やソロ楽曲は8曲しかない。マジでカバーはやめてほしい。


だから私は今回も、最初にどうでもいいカバーが3曲続く可能性を考えて憂いていた。
カバーがあるからといって、来るのをやめるわけにもいかない。
ここでしか聴けないようなプリプリ時代の楽曲も演奏される。それは絶対に聴かないと、後でセットリストを見て後悔することになる。

「頼む!洋楽来るな!!プリプリの曲来い!!!」そう願いながら、開演を待つ。


そうして、ライブが始まった。

以下、KAORI PARADISE2025新春スペシャル 内容のネタバレが含まれます。







ライブが開演し、始まったのは、プリプリの曲だ。
しかも、私がまだ生で聴いたことのない曲。
心底安心し、ノリノリで楽しめた。
プリプリ2曲、香ちゃんのソロ曲2曲といった感じで、
順調に4曲を終えた。

すると香ちゃんはMCで、何やら洋画の話をし始めた。
香ちゃんのMCというのは、大体次の曲と関連がある。
最悪だ。
「洋画のサントラで歌っている人がすごく素敵で、私はこういう歌手になりたいって思いました。」と語っている。
絶対そいつの曲カバーする流れやんけ。

最初カバーなかったから安心してたのに…。

「この曲は、私のルーツです。40年前に、私が思い描いた理想の歌手に、私はなれたかな…」

そうして、1曲カバーした。
香ちゃん、やけに熱が入っている。
香ちゃんの目指した歌手像、香ちゃんのルーツだからか、
すごく気合が入っている。

カバー曲をあまり良く思っていなかった私にも、香ちゃんの熱が伝わってくる。
洋楽だし、歌詞の意味も分かんないし、そもそも聞き取れないし、どういう歌なのかわかんないけれど、香ちゃんの魂、歌手としての本気が伝わってきた。

私は初めて、カバー曲があって良かったと思えた。

去年はカバー曲のあとだけ拍手しなかったが、
今回は香ちゃんが歌い終わった後、大きな拍手をした。

そして、香ちゃんは
「なんか、私、歌手になったんだなぁ…って思いながら歌ってました。ひとりで感極まりそうでした(笑)」と言った。
続けて、「私は去年、アメリカにボイトレに行きました」と言ってアメリカでのボイトレで、先程披露したカバー曲を黒人の先生にみてもらった話をした。私は嫌な予感がした。
さっきの曲についての話なら、さっきの曲を歌う前にMCで喋るべきである。
今アメリカの話をしているということは、次も洋楽の可能性がある。

マジか?

1曲で充分だぞ!

もうカバーはいらないぞ!

香ちゃん、自分がつくった曲何百曲もあるやん!
なんで外人がつくった英語の歌なんか歌うの!やめとき!
さっきのやつは良かったから、もういいやん。

香ちゃんは言った。
「本当はもう1曲、先生にみてもらいたかったんだけど、さっきの曲ですごく時間がかかっちゃって、見てもらえなかったんです。だから、今日は先生のことを頭に浮かべながら、もう1曲、本当は見てもらいたかった曲を、歌います。」

やっぱりかーーー!!!

またかぁ。。。

え?去年の感じでいくと、3曲カバー??

と思ったが、香ちゃんはなんとかカバーを2曲で踏みとどまり、
その後は自分で作ったソロ曲やプリプリの楽曲を披露。

2曲目のカバーも、なんか曲調が香ちゃんの曲っぽさがあって、
去年のカバー曲よりは良かった。

終盤、私の特に大好きなプリプリの名曲も聴けて、去年のカバー3曲ライブよりは満足度は高かった。


Billboardライブは1日2回公演なので、2回とも見て、新幹線で帰宅。

ライブはもちろん、ファンの方との昼食も、楽しかった。

これを読んでいるあなたとも、いつか会ってみたいな。




この日ランチに誘っていただいたファン視点でのブログはこちら



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私の文章にも投げ銭をくださる方が時々います。先ほど、投げ銭の機能をオフにする方法を知りました。なので、これを持ちまして、投げ銭機能はオフとさせていただきます。今後は私のnoteへの金銭の支払いは一切受け付けないことにします。こんなブログごときでお金を稼ぐなんて、許されることではありません。この程度の文章をパソコンでカタカタ入力するだけでお金を儲けてはいけません。汗水垂らして、魂を削って働いてくださっている方々にあまりにも申し訳ないです。
私もこれからは、正当なバイトや仕事でだけ稼ぎます。
累計数千円ではありますが、
今まで投げ銭をくださった方々、ありがとうございました。