毎日ASMRを聴きながら寝る人が比較するCOTSUBU for ASMR MK2と3Dの違い
finalとの出会い
私はもともと、オーディオデバイスというものに興味がなかった。イヤホンやマイクも、100均のを使っていたくらいで、それを気にするようになったのはVRChatを始めて、オーディオデバイスに詳しい人に出会ってからだった。そこで当時話題にもなっていたfinalのE500を勧められたことが、finalとの出会いだった。
そもそもヘッドホンが苦手でイヤホンしか使うつもりがなく、そこから、PC用のイヤホンはE500→E1000→E2000→E3000と数字が増えて、今に至る。
ASMRとの出会い
そんなわたしは今、ASMRを聴かないと寝れない体になってしまった。
そして、当時はこのE500を首に絡まらせながら聞いていたが、断線はするわ、窒息一歩手前だわで、ワイヤレスイヤホンを買わなければという最中に発売されたのが、COTSUBU for ASMRだった。これがとてもよい。ASMRに調整されている上、耳への負担も少なく、最強だった。しかし、欠点もあった。最大の欠点は2つ。
タッチスイッチ形式のため、寝てる最中に腕等が触ると音が止まったり流れたりする。
バッテリーが少なくなっていると、突然「battery low!!」と警告される。
これが、寝ながらASMRを聴く寝イヤホン民にとっては最悪で、特に2つ目は飛び起きてしまうくらいだった。
我らがパトラ様のASMRに対する理解
そんな中発売されたのが、COTSUBU for ASMR Patra Editionだ。システム音声が周防パトラになったのも注目だが、最大の注目点は5回タップでASMRモードと呼ばれるモードになることだ。このモードは
5回タップ以外、タッチスイッチが反応しなくなる
システム音声が流れなくなる
LEDインジゲータが消灯する
という、まさにASMRを聴きながら寝る民にとって最高のモードだ。そのあと、このパトラエディションが売れに売れ、COTSUBU for ASMR Patra Edition Black Verも販売された。
つまり、たくさん買っている
そんな私は当然COTSUBU for ASMRを2台もち、COTSUBU for ASMR Patra Editionも2台、COTSUBU for ASMR Patra Edition Black Verも1台持っている。さらに、わたしは幼いころから左耳が滲出性中耳炎で左耳の気圧が通常の人間と異なることから、カナル式のイヤホンではよく左耳が壊れる。そのため何度も修理してもらっている。そうやってまで使い続けるくらいにはいい製品だ。そして今回はそんなASMRモードが新たに追加されたCOTSUBU for ASMR MK2とCOTSUBU for ASMR 3Dを購入したので、聴き比べてみる。
聴き比べた結果
まず、形や操作、附属品、箱などはCOTSUBU for ASMRからずっとかわっていない。ASMRとして気にしない場合にも、あまり聞き心地に変わりはないが、わたしの好みを伝えさせてもらう。
MK2におすすめの音声
MK2(従来のCOTSUBU for ASMRも含めて)におすすめの音声は、イヤーマッサージや耳かき、耳舐めなど、直接耳に触れるタイプの音声だ。これらはMK2で聞くと、実際に耳に触れられているかのような感覚になる。そういったタイプの音声は3Dで聞くと、触られている感が低下してしまうため、MK2で聞くことをおすすめする。
3Dにおすすめの音声
3Dにおすすめの音声は、囁き声や吐息、咀嚼音など、耳から少し離れたところで鳴るタイプの音声だ。これらは3Dで聞くと、頭の周りの空間から耳に届く感覚になる。逆にこれらをMK2で聞くと、耳に直接つけて鳴らしているような感覚になり、耳の中でまたは頭の中で鳴っているような聞こえ方がする。
まとめ
ざっくりとまとめると、耳に触れるタイプの音はMK2で、耳から少し離れたところのタイプの音は3Dで聞くとよいだろう。そのため、ボイスや環境音、効果音などが含まれているような音声は3Dで聞いた方が臨場感が出るだろう。2台持ちして聞く音声によって使い分けるも良し、普段聞くことの多い音声にあった方を買うのも良し。どちらにせよ、今ASMRモードのついていない製品を使っているのであれば、どちらかを買って、ASMRモードの偉大さを感じながら寝てみると、最高の体験を味わえると思う。
P.S.最近のASMRの動向
最近のASMRの動向として悲しいことがある。
1つ目にYoutubeがたまに激おこになることだ。耳舐めは軒並みダメで、耳舐めじゃなくてもサムネとの兼ね合いでASMRは厳しい対応がとられている。
2つ目になかなか全年齢もしくはR15作品では儲からないからか、ASMR配信者がR18作品へと力を入れてしまい、寝るときに聴けるような作品がなかなか少なくなってきていることだ。全年齢をやったとしてもほんの数分で、R18への誘導枠のようになってしまっているのが悲しい。
3つ目に、これは今に始まったことではないが、ASMRとバイノーラルと催眠音声と音声作品のカテゴライズがあいまいになってきていることだ。これはもうあきらめるほかないかもしれない。
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