見出し画像

e-スポーツがスポーツだと確信した瞬間

FPSというゲーム

私はFPSを中学生時代から始めている。どこまでをFPS経験として言うかは難しいが、それこそ単純にFPSという意味ではニンテンドー64のバンジョーとカズーイの大冒険2のマルチプレイとか、ゴールデンアイとかもやっていた。中学時代初めて触れたのはCSOだった。当時一緒に毎晩Skypeで話してたネッ友(これ死語?)に誘われて始めた。そこからSF2やAVAも経験しながら、そのうちにFPSを離れた。正直当時はいわゆるFPSプレイヤーのように、殺されては頭に血が上っていたのを覚えている。
その後、バトロワ系が流行り出し、PUBG、荒野行動とやり、同級生にApexを勧められて、シーズン3の終わりごろに始めた。そこからはApexにドはまりし、時間があればApex。とりあえずランクもプラチナ4まで上げている(それ以上はあきらめている。自分の力量と時間では足りない)。

Apexの流行り

そんなこんなでApexの流行りに乗る形で始めたわけで、当時の黛灰の「およげたいやきくん」はそれこそ叶がApexをやってる最中だったわけだし、静凛の「物干し竿じゃないですかぁ」もApexだった。にじさんじゲーマーズの面々もやっていたし、その中で勇気ちひろというライバーに出会った。当時すでに知ってはいたものの、だんだん上達する姿を見ていると、いつのまにかとても見入っていた。

Apex大会への参加――くろのわちー誕生

通称RAGEと呼ばれる大会にくろのわちーとして葛葉・叶・勇気ちひろのクロノワにちーちゃんが加わったチームで出場した。この大会へ出るという意気込みと、葛葉・叶・勇気ちひろの練習でのぶつかり合いが、とても目を引いた。
誰がオーダーをするのか、どういう立ち回りで行くのか、今回はなにがダメだったのか。練習の時からぶつかり合いながら、時には涙を見せながら……。特にRAGE本番に溶岩坑の建物で渋谷ハル率いるチームVtuberに負けたところで落ち込む勇気ちひろと状況の説明をする叶、そして泣いてしまった勇気ちひろをどうにか落ち着かせようとする葛葉……。そしてその1戦目の失敗を生かして、2戦目で大健闘するくろのわちー。
部活動と一緒。スポコンだよこれ……。そう思いながらRAGEの大会を見ていた。

2+1じゃない……

RAGEの大会終了後、大会を振り返りながら涙ながらに話す勇気ちひろと叶。この時点でVtuber最協決定戦にくろのわちーで参加することがわかっていたが、

勇気ちひろ「クロノワってそういうとこじゃん」
叶「なんか1個だけ嫌なことがあって、なんかクロノワでみなくていいです、僕らのことを。僕ら+勇気さんじゃなくて、僕ら3人でのチーム。僕はくろのわちーって名前好きじゃないんですけどあまり、そういう要素があるから。」
(中略)
叶「3人でくろのわちーっていうチームなんで」
叶「いいこと考えた。名前変えましょうか。」

そして葛葉が合流し、
叶「チーム名変わったからよろしくね、明日から。かなちーくずになった。」
(中略)
葛葉「かなちーくず?えー…わかった、意図を呼んだ。くろのわちーだとクロノワが強すぎるから、かなちーっ、wってそんなわけないかwなんだその改変?」

そこから本当のこの3人が始まる。

ここまでの流れを簡単にまとめて切り抜いてくれている動画↓

Vtuber最協決定戦そしてCRカップ

そして、Vtuber最協決定戦が始まり、見事3戦目にチャンピオン。ぜひ本編を見てほしい。オーダーする勇気ちひろ、それに従う2人。引きの判断ができるようになった葛葉。成長の成果がここにでていた。そして見事、総合3位。
続いて、第1回CRカップはかなちーくずがそれぞれ分かれて参加し、第2回CRカップでは再びかなちーくずとして出場するも、あまり良い結果は出なかった。第3回CRカップでは、勇気ちひろの活動休止と重なり、叶と葛葉は同じチームで、勇気ちひろは別のチームで出場。そして2021年1月のVTuber最協決定戦ではまたかなちーくずはそれぞれ分かれて参加し、現在もカスタム練習を続けている。

各チームのオーダーレイス

そして、そのVTuber最協決定戦ではかなちーくずがそれぞれのチームでオーダーとなって、レイスを使いながらチームを(オーダーとして)引っ張っている。そして敵として戦ったり、観戦しながら褒め合ったり。それはかなちーくずだけでなく、にじさんじのメンバー同士がしていることではあるが、かなちーくずを結成初期から見守っているファンとしては感慨深いものがある。

かなちーくずから感じたe-スポーツの可能性

もともとe-スポーツはスポーツだろうと考えていたが、このかなちーくずの様子を見て、よりe-スポーツというものはスポーツであると確信した。プロチームから言わせれば、たぶん部活動程度に見えるのだろうけど、それでもやはりスポーツであることには変わりはない。Vtuberから気づかされることが多いのも、ただのキャラクターじゃないところがその要因なのだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?