あの頃(19日)
「暑いのが嫌いなの」と君が言ってた
「早くこの季節なんて終わればいいのに…」と
そう僕も思う 君を悩ますモノなんて
この世から消えればいい
「人混みが苦手なの」と君が言ってた
「なんだか上手く息ができないの」と
じゃあ何ができる? 僕には何が出来る?
あの頃僕は そればかり考えてました
週末は暑くなるってTVで言ってた
なんだか君の事を思い出すなぁ
君は今何をしてる? 髪を触る癖はやめたかい?
ドラマのような再会のきっかけは
この街には見当たらないが
鳴き出した蝉が溢れていて 繋いだ今日に音をつける
あの頃叶わぬ想いなど 無い様に思えたんです
寝ないで書いた世界で僕等 愛をつくりだして
疑えど信じ 繰り返す日々で
笑って泣いて 繋いで咲いた 全てが力になって
答えを探して歩いていくのです
掴んで吐いて 後に悔やんだ 弱さが
体の中でカタチを見つけて
浮かんで抱いて 揺らして出した 言葉となって
いつか君に 降り注いでくれるのなら
僕はそれだけでいいと思ってた
僕は今
笑って泣いて 二人で描いた未来が見えてますか?
届くと信じて歩けていますか?
大人になってキミを探して
流れる涙の中で聞こえてくるのは
「あなたはいつものままでいいの」
うん 分かってる
きっと僕らはいつまでもそのままでいいだろうと思う