憎悪せず〇〇すると楽になる。愛とか許しとか綺麗ごとでなく。
もしかすると、卿は今、「憎んで」はいないだろうか?
対象は何でもいい。
両親、兄弟、上司、同僚、知人、近所。
過去、世間、人類、政治、経済、他国。
心当たりがあるなら聞いてほしい。
何かを憎悪するというのは危険だ。
ありとあらゆる不幸を呼び寄せる。
数年前のコロナ禍のとき、
吾輩は人類を憎悪していた。
「なぜ、ここまで阿呆なのか」
ワンタン問題やマスクメロンなどで、
友人や知人に冷や水を浴びせられたし、
街を歩けば「善良な馬鹿」しかいない。
日本という国家の、
ひいては「日本人」というものの、
化けの皮が剥がれた瞬間を見せつけられた思いだった。
あの大事変がきっかけで、
吾輩の交友関係は全てゼロに。
20数年来の親友とも縁を切った。
今でこそ、、、
「孤独(=真の吾輩)になるための土壌」
を築いてくれたコロナ禍に深く感謝している。
だが、当時は悲惨だった。
毎日毎日、憎悪し激昂し、
絶望し、嘆き苦しんだ。
その結果、、、
上半身ほほぼすべての皮膚がただれ、
全身やけどのような酷い状態に陥った。
現在はほぼ完治しているが、
あの頃は大変な地獄を味わったものだ。
痛くて痒くて、着替えも風呂も一大事。
浸出液まで滲んできて、
毎日、生きた心地がしない。
すべては、吾輩が愚かだったせい。
つまり、激しい憎悪は、
文字通りに「身を滅ぼす」。
だから、卿も憎悪だけは止めよう。
※皮膚病を自力で治した方法は、また紙面を分けて別個に語る。
【憎悪=対象への同調】
「憎む」というのは、
いったいどういうことか?
「対象への同調」に他ならない。
親を憎んでいる場合は、
親と自分を同調させて、
混合していまっている。
そして、相手に期待している。
「親は自分を見てくれるはずだ」
「親は自分を愛してくれるはずだ」
「親は自分を分かってくれるはずだ」
これらが裏切られたとき、
まだしつこく同調したくて、
「憎む」という手段を取るのだ。
これは、悪あがきとも言える。
負け戦だが意地になって戦っている。
すさまじいまでの「執着」を抱いている。
なぜ、そこまでして「執着」するのか?
対象を「愛して」いるからだ。
親も国も人も、何にせよ、
もともと愛している。
その「愛」が裏切られたとき、
「憎」むことで「愛」を保つ。
「愛」を中々捨てきられない。
だから、憎んでいる人というのは、
元から、「愛が深い人」なのだ。
どうでもいいモノは憎まない。
想像してみてもらいたい。
真夏の寝苦しい夜に、、、
部屋に「蚊」が入ってきた。
卿は追っ払って叩き潰すだろう。
そしたらもうそこで終わり。
ほっとして眠りにつくはずだ。
一晩中「蚊が!」などと喚かない。
蚊など、別にどうでもいいからだ。
もちろん、、、
蚊取り線香をたいたり、
虫除けスプレーを吹いたり、
なんらかの防衛策は敷くかもしれない。
ただ、四六時中、蚊のことで頭がいっぱいで、
「全世界の蚊を必ずこの世から駆逐してやる」
などとエレン・イェーガーのようにはならない。
繰り返すが、蚊なんぞどうでもいいからだ。
転じて、、、
卿が憎悪の沼から抜け出したかったら、
「対象への愛=執着」を捨てるべきである。
サムネイルで、、、
「憎むな、〇〇せ」と書いたが、
〇〇に相当するのは「見下せ」だ。
まずは、見下そう。
「軽く、視よう」。
そして、見放そう。
【軽視=対象との分離】
「見下す」とは、、、
ひどいことのように聞こえるだろうか?
「許し」たり「認め」たりするべきだろうか?
もちろん、、、
最終的には許してもいい。
その先に行くと本当の意味で「愛せる」だろう。
理想論で語るなら、、、
許して、真に愛した方がベストだ。
しかし、物事には順序というものがある。
一段抜かし、
二段抜かしで、
屋上には行けない。
底なし沼にハマっている状態のときに、
「ああ、高級旅館の露天風呂に浸かりたい…」
などと夢見心地なことを言っている場合ではない。
まずは、沼から這い上がるのが急務だ。
まずは、「見下す」のが急務という訳だ。
言い換えると、「対象との分離」になる。
私とあなたは違う存在である。
私とあなたではレベルが違う。
故に、私はあなたを軽視する。
これでいい。まずはここでいい。
吾輩は魂年齢の話をよく語るが、
魂の転生回数が違ってくる以上、
誰しもが卿と同じなわけがない。
魂年齢で3歳児もいれば、
20歳の大学生だっている。
20歳は3歳児とは違いすぎる。
本当に、「レベルが違う」のだ。
相手を軽んじるのは、
憎むよりはよほどいい。
「分離」が始まっている。
憎めば相手に同調するが、
見下せば相手から分離できる。
どうでもよくなればさらによい。
完全に、対象から切り離される。
吾輩は、、、
陰謀論とか日本政府とか、
心底どうでもいいと思っている。
「ま~たバカがなんかやってらあ」
くらいなものだ。
冷ややかに見下して、
呆れながら見放している。
「蚊」のようなもので、
いちいち原っぱに出かけて、
殺虫スプレーを吹きかけはしない。
こっちに来たら、
その時は対処するが、
来ていない以上、無視だ。
【対象から自分を引き剥がす】
憎んでいる対象が大きければ大きいほど、
対象から自分を引き剥がすのは容易だろう。
政府もDSも陰謀論もワンタンもクルド人も。
冷静になって考えてみれば、、、
自分の四囲の現実にはまったく関係ない。
概念や妄想に踊らされるのは実に馬鹿馬鹿しい。
吾輩はすっと切り離すことができた。
具体的な人物の場合は、
やや難度が上がってくる。
何ステップか挟むといい。
憎悪→嫌悪→嘲笑→軽視→無視
憎む重さに、
深みを与えず、
軽々しく考える。
憎悪:「コロしてやる…!」
嫌悪:「うっわ、キッモいな!」
嘲笑:「出ました!ゴブリンですw」
軽視:「ゴブたん、カルマ大丈夫そ?」
無視:「ああ、ゴブたんか。いたんだ」
吾輩はしょうもない人間は「ゴブリン」認定している。
自分を人間だと思い込んでいる「ゴブリン」である。
たいてい、魂年齢が低いので好き勝手やっている。
だが、安心してもらいたい。
カルマは必ずや返済が求められる。
「天網恢恢疎にして漏らさず」、と。
今生で返済出来ればまだマシだが、
来世に持ち越すとなると悲惨だ。
訳も分からず不幸に襲われる。
吾輩は魂年齢で言うところの、
「成人期(第6段階)」なのだが、
各年代で第6段階は試練の時だ。
これまでに作ってきたカルマを、
いっきに精算する時期だからだ。
ついログアウトしたくなる人生。
だからこそ分かるが、
ゴブリンらの「次」は重い。
そもそも地球に転生すらできない。
今現在は、、、
地球がアセンションしつつあり、
低次元なものは地球上から排除される。
行き先は、、、
より原始的な「猿や蛇の惑星」。
そこが次のゲームステージになる。
何万年何億年と、、、
延々と輪廻転生ゲームを繰り返すのだ。
可哀想だが仕方がない。天が決めたことだ。
どうだろう?
溜飲が下がったのではないか。
「ハッ、ざまあみろ」と思ったか。
これだ。
この感覚だ。
はい、同調解除。
これでいいのだ。これが重要なのだ。
卿は今、ちょっと「分離」している。
ここから徐々に引っペがしていこう。
というわけで、
「憎悪=同調」から、
「軽視=分離」へシフト。
いきなり、、、
愛したり許したりなどは不可能だ。
まずは対象から自分をちょっと離そう。
ちょっと離せたら、
あとはどんどん引き離せる。
やがては、完全に引き離せる。
その時になって、、、
許したり愛したりすればいい。
したくなければそのまま無視すればいい。
【毒親も引き剥がし教育する】
吾輩の父親はとんでもない低級ゴブリンなのだが、
今はいちいち怒ったり憎んだりなどはしていない。
呆れることはあるにせよほとんど切り離している。
なぜか?
圧倒的に「軽視」しているからである。
自分よりも格下の生命体として見ているからだ。
もちろん、、、いきなりは無理だった。
憎悪や憤怒から引き剥がして分離するため、
2~3年ほとんど吾輩から口を利かぬという
冷却期間がフェーズとして要り様にはなった。
現在はべつに黙殺しているわけでもなく、
会話もふつうに行うがイライラは全くしない。
あれだけ激怒して憎悪していた過去が嘘のようだ。
冷静に考えて、今世で「肉親」ということは、
どこかの過去世で並々ならぬ縁があったはず。
苛め抜いてしまったか、救ってもらったのか。
吾輩は、こう思うことにしている。
過去世で修行僧だったとき、
千日回峰行命でもやっていて、
死にかけたところを救われた、と。
詳細までは分からないが、
「そういうこと」にしている。
吾輩がカルマを返している最中と。
であるならば、、、
ポイっとゴミを捨てるように、
カンタンに縁を切るのではなく、
魂の年長者として、、、
「教育」すべきだと考えている。
牛歩の歩みだが彼も改善はしてきている。
親だろうが上司だろうが、
「教育」は魂の年長者がやるものだ。
3次元的に下の立場からでも案外できる。
そのためには「軽視→分離」が必須科目になるという訳だ。
完全に分離してしまえば「出来の悪い息子」のようになる。
肉体年齢ですべてを捉えてしまうから下手に悩んでしまう。
どれだけ年上のおっさんだろうが、
ジジイだろうがクソババアだろうが、
魂年齢的に「クソガキ」は「クソガキ」。
ここを自分に落とし込めれば、
怒ったり恨んだりなどお門違い。
縁がある関係なら「教育」すべき。
※ただし、何の縁もないような「他人」は話が別だ。
※吾輩は余計なカルマを作りたくないので黙殺する。
※たとえこっちに寄ってきても無視して見下すのみ。
『魂のチャート』を読んでみよ。
こういったことが分かるようになり、
いろいろな問題に対処できるようになる。
今回の話を最後まで聞いた卿は、
ほぼ間違いなく「成人期の魂」だ。
成人期には成人期のやり方がある。
物質三昧の若年期の言うことを聞いてはいけない。
調和統合の老年期の言うことも卿にはまだ早い。
分離葛藤の成人期の言うことにヒントがある。
この辺りを勘違いすると、
永遠と悶々と苦しむことに。
下すぎても上すぎてもダメだ。
だから、最低限、、、
発信者の「魂年齢」は見極められるようになろう。
ここが判らないといつまでたっても堂々巡りになる。
吾輩に限らずとも、
「成人期のサバイブ論」
を説く者を見つけられたし。
それでは、今回の終末語りは以上だ。
■参考書籍
『魂のチャート』
『プリズナートレーニング』
※これらの書籍をもとに話を展開している。
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