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「シュウマイの本」やラジオでは伝えられなかったこと/2021年シュウマイ振り返りに代えて

noteを更新できなかった理由

随分とnote更新ご無沙汰しちゃっています。その最大の要因は、今月12月15日に発売した「シュウマイの本」(産業編集センター)の執筆をしていたことが、最大の要因であります。お話をいただいた5月ごろから、書籍へのアウトプットが最大の目的となり、こちら(note)に時間もエネルギーも避けないでいました。申し訳ないでシュウマイ、ですが、この本のお話をいただいた要因の一つは、こちら(note)であったということもあるので、2022年はできるだけこまめにアップしていきたいと思っています。

マツコの知らない世界×本の相乗効果

さて、改めて2021年を振り返ると、その前年の2020年も随分シュウマイについてメディア等で取り上げられ、シュウマイ事業者さまとも一緒にイベント等を行い、仲良くさせていただくなど、大変充実していたわけですが…2021年はさらにその上を行く「シュウマイヤー」だったと思います。

大きな要因はふたつ。

ひとつは、先にも上げた「シュウマイの本」。このnote内でまとめた「シュウマイも第七世代説」を基軸にまとめさせていただきましたが、まさかこんなに早くシュウマイの本をまとめることになるとは。実はこのnoteをはじめた理由は、自分のシュウマイに関する考え方やアクションをまとめるのと同時に、書籍化するきっかけになってほしいという思いも、いやらしいですが少しありました。なので、はじめて1年超で実現するなんて、ちょっと出来過ぎですが、初めての書き下ろしはまさに血反吐を吐く過酷な状況でしたので…それなりの代償があっての著書誕生、ということもわかりました。本を出すってすごいですね。

もう一つ目が、まさかの、「マツコの知らない世界」2度目の出演。

10月の放送を見ていただいた方もいらっしゃると思いますが、今回は「餃子VSシュウマイ」という形で、東京餃子通信の塚田さんとの共演でした。

個人的には反省点だらけですが、見ていただいた方のほとんどが「面白かった」「餃子に負けていたけれど、シュウマイらしさが出ていた」「マツコさんからのイジられ方が良かった」など、とにかく楽しんでいただきけたことは間違いないようで、まあよしとしております。

で、相変わらず同番組の反響は大きく、シュウマイファンから関連メーカー、飲食店まで、さまざまな方から問い合わせをいただきましたが、一方で前出の「シュウマイの本」の制作を並行して進めていたわけで、ちょうど放送日にオンラインでの発売告知をスタートしました。

実はこれがなければ、本の発売日はもう少し先に伸ばしたかもしれませんでした。が、シュウマイが世の中で話題になることがダブルで重なることなんてそうはないので、踏ん張って制作を進め、告知できる状態まで持っていったという舞台裏があったのです。

この「シュウマイの本」×「マツコの知らない世界」の相乗効果、ありました。私の想像以上に。その後、さまざまなメディアからシュウマイに関する出演依頼がきて、12月の本の発売前後は、さらに加速していきました。

「経済でシュウマイを語る」ことになるとは

2021年後半に出演したメディアは、ざっとこんな感じです。
お声がけいただいた企画編集のみなさま、本当にシュウマイに注目いただき、ありがとうございま、シュウマイ、でした。
そして実は、年明けにも掲載予定の新聞やウェブ、出演予定のラジオがあったり…相乗効果の余波は、まだまだ続きそうなのです。

ニッポンぶらり鉄道旅/NHK BSほか
横浜・シュウマイのナビゲーターとして登場

ワールドビジネスサテライト/テレビ東京
「白熱!ランキング」でシュウマイについて解説

エルグルメ 2021年11月号
特集「焼売はごちそうだ!」

アサデス!ラジオ/KBS九州放送

東洋経済オンライン
年間で5000個食べた男が語るシュウマイの魅力

ALL GOOD FRIDAY/J-WAVE

SUNDAY GOOD VIBES!!/エフエム横浜

NEWS SAPIENCE/東京FM

本やラジオで伝えられなかった、シュウマイ2022のこと


メディアの多さももちろんなのですが、昨年までと明らかに異なる傾向は、経済番組から出演依頼があったこと。「ワールドビジネスサテライト」「ニュースサピエンス」は、日本を代表する経済メディアであり、その視点でもシュウマイに注目が集まる状況になったということは、2021年のシュウマイを振り返る上で大きな特徴だと、考えられます。

さて、前置きが長くなりましたが(私自身長すぎると反省しています)、さまざまなメディア、特に今年後半に登場したメディアで、伝えたかったけれど伝えられなかったことを、本記事のまとめにして、今年の締めくくりにしたいと思います。
(当の企業様はそんなつもりはなかもしれませんので、あくまで私の推測と独断と偏見と思ってご覧ください)

(1)「シュウマイ戦国時代」に突入?

2020年に続き、2021年もコロナ禍の影響で冷食全体の売り上げが伸びたそうですが、シュウマイの伸び率がライバル?餃子などよりも大きかったそうです。

間違いなくシュウマイの市場は温まってきた。

そして2022年、その市場争いは激しくなると、私は見ています。

すでに2021年後半にはその予兆が現れていました。「五目シュウマイ」(マルハニチロ)のCM量が、明らかに急増。このシュウマイ、冷凍シュウマイのトップリーダーである「ザ★シュウマイ」(味の素冷凍食品)と同じく、いわゆる「主役シュウマイ」(食卓の主役級の食べ応えがあるシュウマイ)であり、マルハニチロのアクションは、それを本格的に強化参入していく「宣戦布告」と私は解釈できました。で、味の素さんもそれに指を加えているだけではないでしょうし、さらに大阪王将を運営するイートアンドフーズも「たれつきシュウマイ」という「主役シュウマイ」のライバルの存在もありますから、いい意味でこの「シュウマイ三つ巴」が刺激し合いながら、シュウマイ市場はさらに活性化していくと、私は分析しています。

他、チルドや飲食系シュウマイなどにも本腰を入れ始める企業さまも出始めているようで、冷食にとどまらず、シュウマイ市場はさらにアツくなっていくことが予想されます。

(2)地方創生×シュウマイがはじまる?

一方で、シュウマイで地方を活性化させるという取り組みが、2022年からは動き始めるのではないかと推測しています。

その先行事例となりそうなのが、栃木県鹿沼市。メディア等でも取り上げられ他のでご存知の方も多いと思いますが、同市は今「シウマイのまち」にすべく、様々な取り組みをしています。

この取り組みを支えるのが、我らがシュウマイ王者・崎陽軒。初代社長の出身地が鹿沼市だったことが縁のようですが、同市に崎陽軒を出店するなどせず、純粋に「地方創生」を後押しする姿勢のようです。

この取り組みの象徴が、「シウマイの像」。「これがシュウマイ?」と思ってしまうけれど、どことなくシュウマイ感が漂う、従来にないアートな切り口は、これまでのシュウマイのブランディングとは一線を隠す斬新さ、面白さがあります。個人的にはとても興味深いです。

並行して、市内の飲食店向けに崎陽軒がシウマイの製造のワークショップを行い、オリジナルのシウマイを提供する店を増やそうとしています。

崎陽軒という王者の注目度も手伝い、鹿沼市は「シウマイのまち」として一躍脚光を浴び(いいすぎ?)、シウマイを出す飲食店も着実に増えているそうで、私も2022年の早い段階で、現地を視察しようと考えています。

私はかねがね、「シュウマイで地方創生」は形にしていきたいと思っており、それこそ「ご当地シュウマイ」である「シュウマイ第六世代」をさらに活性化させることだと思っていましたが、正直、具体的なアクションは見えていませんでした。そこに、崎陽軒というシウマイを知り尽くした企業が関わり、先行事例が出てきてくれたことは本当にありがたいですし、続いて「シュウマイで地方創生」に手を上げる自治体が出てくることも十分考えられます。

以上、仰々しく分析してみましたが、その通りになるかどうかはさておき、2021年にはない面白い「シュウマイムーブメント」が生まれる雰囲気は、間違いなくあると思います。私も一人のシュウマイファンとして、2022年のシュウマイ動向を楽しみに見つつ、実際に盛り上がることで「シュウマイの本」が売れればいいなあ…と器の小さいことを考えている次第です。

2021年、シュウマイ関係でお世話になった皆様、本当にありがとうございました。そして2022年も、いろいろご協力いただくことになると思いますので、よろしくお願いいたしま、シュウマイ、です。









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