おうちでシュウマイのすすめ(1)|まずは東西王道を
note執筆者として、挨拶の記事の次には、プロフィールを語るのが定石のようですが、シュウマイを少しでも多くの人に食べてもらうことを目的に活動している私としては、この時期もっとも必要であろう「おうちで食べるシュウマイ=おうちでシュウマイ」情報を一つでも多く提供することが使命だと感じ、まずは「テイクアウトシュウマイ=テイクシュウマイ」できる、日本を代表する東西王道シュウマイ4店をご紹介します。
崎陽軒
おそらく、現代日本のシュウマイ(正確には、崎陽軒では「シウマイ」と表記します。この理由はまた改めて)の象徴とも言える存在であり、実際に売り上げ規模もトップを走る、誰もが認めるシュウマイ界のトップランナーであります。
看板メニューといえば、駅弁ファン、崎陽軒ファンのなかでもダントツの人気を誇る「シウマイ弁当」ですが、この時期自宅で食べるのであれば、単品の「昔ながらのシウマイ」をぜひ食卓に加えていただきたいです。小ぶりの貝柱の旨味が溢れる、冷めても美味しいシュウマイは、おうちごはんの絶妙な脇役として彩を添えてくれるのはもちろん、アレンジ次第(揚げたり、焼いたり、つけだれを工夫したり)では主役としても満足できるはずです。
関東の店舗での販売はもちろん、通販も可能。「昔ながらのシウマイ」以外のシュウマイも多数あり、試しながら楽しみ味わうのもいいのでは。
551蓬莱
東の横綱が崎陽軒なら、西の横綱はこの551蓬莱でしょう。新大阪、京都と関西地域の主要駅を中心に販売され、赤いロゴの紙袋をお土産に帰るビジネスマン、観光客の姿を見かけたことがある人も多いはず。
この名前で連想するのは「豚まん」かもしれませんが、実はシュウマイも並ぶ名物。大ぶりで玉ねぎの甘みたっぷりの肉シュウマイは、シンプルながら崎陽軒にない食べ応え。ごはんのおかずにも最適ですが、ビール、サワーなどのおつまみにも。
双璧をなすエビシュウマイもオススメ。肉シュウマイに比べて小ぶりサイズですが、エビの旨味が凝縮し、何個でも食べられます。
関西地域の店頭での購入以外にも、通販も可能です。
小洞天
先の崎陽軒の本拠地は神奈川横浜。やはり東の代表として、東京のお店をあげたいところ。東京にはシュウマイ名店は多数ひしめきますが、東京の中心・日本橋で長年愛される小洞天を、私は東京の王道として挙げたいと思います。
看板の肉シュウマイは、551蓬莱に匹敵する大ぶりサイズと、がっちりとした密度。そして肉肉しさとほのかな甘み、生姜のさっぱり感。もちろん、主役としても十分食べ応えありますが、チャーハン、ラーメンなどの脇役としても、主役を引き立てるいい存在感を出します。
そして、551同様、こちらも海老シュウマイをぜひ食べてほしい。肉シュウマイ以上の大ぶりサイズで、海老の切り身、すり身がミルフィーユ状に重ねてあります。食感、香り、そして旨味、海老の魅力が溢れ出し、ある意味海老そのもの以上の海老感。自宅で食べるなら、わさび醤油がオススメです。
日本橋本店および東京都心部の店舗での購入、通信販売も可能です。
一芳亭
規模や知名度では551蓬莱が関西でもっともメジャーですが、実は地元でもっとも愛されているソウルシュウマイとして、一芳亭のシュウマイがあります。
玉子が入った黄色い皮に包まれた、豚肉、海老、玉ねぎのあんの小ぶりのシュウマイは、あっさりしていながら程よい肉の旨味、そして海老と玉ねぎのほんのりとした甘みが、絶妙に後を引き、何個でも食べれてしまう。白いご飯も、ビールも、サワーも、なんでも進んでしまいます。
私はこの幸福感を「幸せの黄色いシュウマイ」と呼んでいます。本当はあの雰囲気ある、難波の本店店内で食べるのが理想ですが…通販で取り寄せ、自宅でゆるやかにその幸福を体感するのも、ある意味贅沢ですかね。
※写真は「小洞天」の海老シュウマイ。その赤々としたビジュアル、迫力ある大きさ、それらの見た目から裏切らない、海老のブリブリとした食感、旨味。ああ、私が食べたくなってきた。
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