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おうちでシュウマイのすすめ(6)|点心系のシュウマイを狙え【前編】

テイクアウト専門店でシュウマイが買える場合、幾つかのジャンルはあるものの、名シュウマイに出会える確率が高いのが「点心系」であります。まあ、シュウマイはもともと「点心」という料理で、それを専門で提供する店のシュウマイが、美味しくないはずがない。ただその多くの店では「シュウマイ」よりも「豚まん」「餃子」をスター選手として扱っているところが多く、「実は名シュウマイがある」ということは、一部のコアなファン(私のような)を除き、あまり知られることはありません。逆に言えば「点心系」のいい店があれば、そのシュウマイをぜひ試してもらいたい。ハズレはほぼないはずです。

というわけで、「点心系」のなかでもシュウマイを前面に出した名店を厳選してみたのですが…また数が多くなりそうなので、まずは前編として、関東を代表する4店舗をご紹介です。

※ちなみに、中華街にも該当する名店は多いですが、シュウマイの聖地でもある中華街を「点心系」に収めてしまうわけにはいかず。あえて別記事でご紹介しようと思います。
※もうひとつ、ちなみに。西の王道としてご紹介した「551蓬莱」は、カテゴリ区分としてはこの「点心系」に含まれます。
※テイクアウト、通信販売などは、時期によって状況が異なるかもしれません。ご注文の際は一度ご確認ください。

手作り点心、また明日。(東京/中野)

中野ブロードウェイ地下にある、シュウマイをはじめ餃子も有名なテイクアウト店です。店頭の大型のせいろにずらりと並ぶ、蒸したてのシュウマイたちの見事な景観は、東京のシュウマイ名所と言っても過言ではありません。そして一つ一つが大ぶりで、さらに縦長に握られているのが特徴です。他の名シュウマイにも、縦長系はいくつか見られますが、その代表的な存在の一つが、「また明日。」のシュウマイと私は認識しています。

肉、海老、ホタテの三種が基本で、まずは肉から食べていただきたいです。少し粗めの肉をしっかり練ってあるため、肉の食感がありながら、しっとりとして食べやすい。それでいて肉の旨味がしっかり味わえます。海老もプリッとした食べ応えが楽しいです。ホタテは貝好きであれば必食!

セキネ(東京/浅草)

浅草の東洋館のほど近く。通路の角の巨大な赤の看板は、浅草の象徴の一つ?であります。東京のローカルシュウマイとしては、王道系で紹介した「小洞天」と並ぶ存在ですが、どちらかというと庶民派といえるのが「セキネ」です。金額を気にせず、美味しいシュウマイを食べる。下町浅草らしいシュウマイソウル?を感じます。

シンプルな豚肉勝負の肉シュウマイの大きさは2種。どちらを好みにするか分かれるところですが、個人的には小サイズは自宅のビールのお供に。大サイズはお土産に重宝しました。

ちなみにメイン写真は、セキネの小サイズを、自宅の晩酌時にいただいた一枚です。

五十番(東京/神楽坂ほか)

神楽坂といえば、「五十番」の肉まん! と言いたい方こそ、ぜひシュウマイを。ある意味、冒頭で語った「点心系」の伏兵がシュウマイであることを、最もわかりやすく物語っている存在と言えます。

ビッグサイズで具のボリューム感が特徴の「五十番」の肉まんの魅力は、シュウマイにもしっかりと息づき、その大きさ以上の肉感、玉ねぎの甘みは、神楽坂らしい、ちょっと大人の贅沢なつまみといえます。神楽坂以外にも銀座松屋、東京大丸でも販売。通信販売もしています。

後編は、関西エリアの点心系も。そして、私の実はあの暮らしたい街ランキング上位のエリアに並ぶ、2つの名店をご紹介します〜



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