マイルGP振り返り
お疲れ様です、コミヤです。本日行われたマイルグランプリ競走を振り返ろうと思います。よろしくお願いします。
マイルグランプリ競走は1600mで行わる重賞、SⅡ競走です。今年の出走頭数は12頭。逃げ馬3頭、先行馬5頭、差し馬3頭、追込み馬1頭というものでした。想定ペースはHペースというものでした。
前傾ラップのハイペースに。
まずはラップを見ていきましょう。
レースタイム 1:39.1
ラップタイム 12.3-11.1-12.1-12.3-12.4-12.8-12.8-13.3 前半3F35.5 前半5F60.2 上り3F38.9
レースは4サンロアノークと6ワークアンドラブが逃げていく展開で非常に速い前半のラップになりました。レースの前半3F35.5秒は今年のかしわ記念より0.8秒早いペースになっています(レースタイムはかしわ記念より0.2秒早いだけです)。ここまで早いと先行していた馬には厳しい展開でしたね。1角は4-6-12-10で通過していましたが、4角では6-10-3-12となっていることからも4のサンロアノークのペースに付き合わされた先行馬が次々脱落していったということになります。ここが一つ目のポイントでしょう。
上り最速が物言う展開。台頭したサンデー系種牡馬
1着になった8ディーズダンク、2着の3グレンツェントはともに上り最速の馬でした。いかに上りが重要だったかわかります。3着のモジアナフレイバーも4角2番手まで上がっていたにも関わらず38.9秒で上り3位。最初に先頭に立ちましたが、最後は伸びませんでした。
そしてこの2頭には共通点があります。それはDダート系×キングマンボ系だったということです。
ディズダンク
父 (サラ) スマートファルコン
母 (サラ) ビフォーダーク
母父 (サラ) キングカメハメハ
グレンツェント
父 (サラ) ネオユニヴァース
母 (サラ) ボシンシェ
母父 (サラ) Kingmambo
今日の馬場は本当にミスプロ系の強い馬場でした。私も7R時に「レースが進むにつれてミスプロ系が台頭中です。先ほどのレースも123がキングマンボ系というのは非常に強いバイアスといって差し支えないでしょう」と想定したように、キングマンボ系がとにかく強い馬場傾向だったことがわかります。それが出てこの2頭は浮上してきたのでしょう。この二頭に関してはバイアスと展開次第の評価をぬぐい切れない、ということになりそうです。これもポイントですね。
次走期待の注目馬
モジアナフレイバー
今回は自分の競馬をできなかった、早仕掛けをせざるを得なかったということです。前で逃げた2頭のペースもさることながらこの馬の気性面も影響しているでしょう。今年の引退まで手綱を取っていた繁田騎手も「手ごたえに騙される」といっていたように、初めて先行して走った今回は真島騎手も惑わされた可能性があります。そのため、次回以降は手ごたえにも惑わされず騎乗できると思いますし、ペースも今回ほど早くなることばかりではないので自薦以降も期待でしょう。
ワークアンドラブ
今回は4サンロアノークに付き合わされたにも関わらず直線半ばまで馬券内の3頭と張り合えたのはこの馬の強さを改めて認識させられるものでした。今回は4着に終わりましたが、ずっと付き合わされた4サンロアノークは10着に終わっていることからもこの馬の強さがわかります。ただ3着から2馬身半差というのは次走勝ち切れるかは疑問符。馬券内の期待値は高くなりそうですね。
本日はマイルグランプリ競走の振り返りを行いました。