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【朝井リョウ】さんのエッセイが好き
私は【朝井リョウ】さんの【エッセイ】が好きだ。
【ラジオ】も好きだ。毎週聞いている『ヨブンのこと』という番組が今月末で終わってしまうのが悲しい。
【小説】はストレスでお腹を痛くしたい時に読んでいる。
・【エッセイ】で直木賞作家【朝井リョウ】というイメージが変わる
圧倒的親近感と愚かしさを感じるエピソードでエッセイを読むとイメージが大きく変わる。
読む前
『桐島、部活やめるってよ』の人。
早稲田大学卒でダンスサークルに所属していた高学歴かつ運動神経も良い何でも出来る人。
リア充で陽キャっぽくてこわい。
若くして直木賞を受賞した成功者。
読んだ後
お腹が弱い人。
お尻大丈夫ですか…?
おふざけに全力投球。内容のくだらなさと本気度が凄い。
手土産のセンスはない。全ての手土産エピソードがひどい。
リア充要素はあるが少なくとも陽キャではなさそう。親近感。
・【朝井リョウ】さんの【小説】と【エッセイ】のテイストの違い
小説
人が見ないようにして生きている人間の嫌な所をまざまざと見せつけるような描写が多い。精神的に辛くなってお腹がシクシク痛む。
就活中に『何者』を読んでしまったのはトラウマ。
エッセイ
何故そんなことに?なエピソードが多数。
的確な描写力・豊富な語彙力を用いて阿呆らしく愚かで愛おしい作者の日常が描かれている。
笑いすぎてお腹が痛くなる。笑いすぎて不審者に思われるので公共の場で読むのはやめたほうがいい。
友人に勧めた本の中で一番購入率が高い。
・隅々まで張り巡らされたくだらなさ
とにかく隅々までくだらないに全振りした本になっている。
『時をかけるゆとり』
カバーの写真とタイトルの統一感が凄い。読み終わってから、カバーとタイトルを見返してコレしかないと思わせる力がある。
圧倒的disしかない作者紹介。これだけこき下ろせるのは本人だけ。
エッセイ集の癖に何故か最初に年表がついている。意味がわからない。
しかし、作者紹介と年表を読むとそのままのめり込むように本編にいってしまう。
『風と共にゆとりぬ』
世界名作劇場風のタイトル。必ず入るゆとりの文字。
パッと見は素敵な洋書。無駄な分厚さで素敵洋書っぽさを偽装している。
側と中身のギャップがエグい。
単体でも面白いが『時をかけるゆとり』を履修しているとなお面白い。
作者のお尻が非常に心配になる。
・【朝井リョウ】さんの【エッセイ】から得られること
お尻は大切という事実
以上。
ただただ笑える話で特に人生に参考になることはない。
考えすぎて塞ぎ込んでしまう時にはこれを読むと馬鹿らしすぎて忘れられる。
全てを忘れられなくても笑うと元気が出てくるので良い。
人生訓的なものは何もないので読み終わって得られるのは笑いすぎて引きつった頰と痛くなった腹筋のみ。