観客動員数250人!地方で集客するためにやったこと
どうも、しゅくろー です。
1/13(日)に開催されました「ジョーブログ 講演会 in 金沢」がお陰様で無事終演いたしました!
ほんとにたくさんの方々に支えていただき、当日はなんと250名ものお客様にご来場いただくことができました。心から感謝申し上げます。
今回のような大規模のイベントを主催したことは僕自身初めてのことでして、手探りの中たくさん試行錯誤しながら、なんとか本番まで実践を重ねてきました。
せっかくなので、僕がクラウドファンディングや集客する上で実際にやったことを書き残しておこうと思います。
どれくらい参考になる方がいらっしゃるのかはわかりませんが、少しでも参考にしていただけますと幸いです。
▪️10/21 ジョーブログ イベント主催権購入
▪️11/3 クラウドファンディング開始
▪️12/12 クラウドファンディング終了
▪️1/13 ジョーブログ 講演会 本番
大まかな流れは上記のようになっていましたが、、、
圧倒的準備不足‼︎
本来なら、イベント開催を決定してからクラウドファンディングを開始するまで、約6ヶ月ほどの準備期間が必要です。その期間では、リアルで人に会ったりSNSを活用して告知をしまくり、イベント開催の情報をある程度周知させておく必要があります。(なので良い子はそうしてね♫)
僕の場合は購入からクラファン開始までの期間はたったの2週間…‼︎今考えれば、マジで恐ろしいことをしていたなとゾッとします。
そして、クラウドファンディングを成功させるためには3分の1の法則という鉄則があります。例えば、30万円の目標金額を集めようとするならば、その内訳は、
▪️10万円:友人・知人からの支援
▪️10万円:友人・知人の友達からの支援
▪️10万円:全く知らない人からの支援
という構成で支援金を集めるのが理想です。
つまりCAMPFIREなどのプラットフォームにプロジェクトを記載だけでは支援金が集まるはずもなく、泥臭く足を使いながら友人・知人にお願いしに行かなければならないのです。
ちなみに僕の場合は友人・知人がいなかったので、まず友達をつくることから始める必要がありましたw
そんな壊滅的な状況から、実際にどうやって集客したのかを以下に書いていきます。
クラウドファンディングの結果
▪️プラットフォーム:FAAVO金沢
▪️目標金額:500,000円
▪️期間:40日(11/3-12/12)
▪️集まった金額:581,000円
▪️達成率:116%
▪️支援者数:104人
イベント費用は会場費、交通費などを含めトータル70万円ほどかかるのですが、今回は50万円に設定しました。
理由は、単純に達成できるか不安だったから…というのもありますが、クラウドファンディングのページ自体が本番までのWeb広告になるので、大幅に達成をしてイベントの印象を良くしたかったからです。
支援金推移グラフ
ザックリと↑このように支援金が集まりました。1→2→3へと、支援金の伸びが加速していきましたが、これは本来なら理想の形ではありません。かなりギリギリで達成しました。理想は、1の期間で目標額の60%(つまり30万円)を達成することです。
前述しましたように、準備期間で情報を周知させ、準備万端の状態でクラファンを開始すべき理由がこれです。
それではまず、1の期間でやったことを書いていきます。
友達の友達に会いに行く
詳しくはこの記事を読んでいただきたいのですが、そもそも友達は一人しかいませんでした。そんな頼みの綱である彼に、彼の友達を紹介してもらい、その友達たちが集まっている場所に顔を出し、イベントの情報を伝えることから始めました。
このように毎日誰かに会って自分の想いを伝えているうちに、僕の挑戦に協力してくれる人が徐々に増えてきてくれました。やっぱりリアルで会うに勝るものはないと実感。だからこそ、泥臭く足を動かす必要があります。
SNSで途中経過をすべて発信
僕がメインで使っているSNSはTwitterなのですが、ジョーブログ イベント主催権を購入した時から、本番までの集客過程や講演会にかける想いを余すことなくすべて発信していきました。
このような僕のTwitterの発信を、すでに出会った人たちが中心に拡散してくれたおかげで、北陸の人たち(主に20代)に情報が広がっていきました。そこからまた、クラウドファンディングの支援者や、スタッフとして協力してくれる人が増えていきました。
学生の仲間に動いてもらう
ジョーブログ 講演会のメインターゲットは学生に設定していました。なので、まずは学生にスタッフになってもらい、その人たちを通して学生に情報を届けてもらう必要がありました。そのために積極的に大学にチラシを配りに行ったり、学生イベントに行きまくりました。
結果的に、ジョーブログ のことが好きで熱量の高い学生がスタッフになってくれて、彼らが周りの学生コミュニティに情報を届けてくれました。
学生にとって、3000円のチケット代が高い...。
講演会に興味がある学生を見つけても、なかなか購入までいたらないという状況がしばらく続きました。実際クラファンの最初の2週間で集まった支援金は10万円ほど・・・。このペースでは到底達成できない‼︎ということで、作戦を変更することにしました。
地方はFacebook
まず、ターゲットを金沢在住の意識高い系20〜40代に再設定しました。最初はジョーブログが金沢に来る!という事実だけで、ジョーブログのことを知っている層が来てくれると甘く見ていましたが、やはりそんなに甘くはなかったです。
なので、ジョーの生き方から何を学べるのかを、もう一度自分の中で明確化して、それをリアルとSNSで繰り返し伝えるようにしました。
そして、メインのSNSをTwitterからFacebookに切り替えました。地方にいる活動的な人たちは、主にFacebookを使用してコミュニティを築いていることがわかったのです。
信じられないかもしれませんが、Facebookで誰かと友達になったら必ず共通の知り合いがいます。
地方のコミュニティは集約型
そこからは、徹底的に意識高い系(自己啓発系の?)イベントに参加しましたが 、ひとつ重大な事実に気づきました。それが以下の構図です。
地方のコミュニティの特徴として、ザックリとこのようになっていることがわかってきました。
そもそも人口が少ないので、どのイベントに行っても一定数同じ顔が集まっていました。つまり常連がいるのです。彼らはA、B、Cのコミュニティの人たちとも繋がっているのである程度の人脈を築いています。その常連にアプローチすることにしました。
ここでもFacebookが大活躍します。タグ付けという機能があって、自分の投稿に誰かをタグ付けすると、投稿がタグ付けされた人のフォロワーにまで届くようになるのです。
なので、いち早く常連とリアルで繋がって、その常連をタグ付けしてFacebookで投稿をしまくりました。この手法によって、僕がリーチできていない人にまで情報が広まり、会う前からすでに僕のことを知っているという状況をつくることができました。
この状況がつくれると、格段にチケットを買ってもらいやすくなります。初対面の人に自己紹介をする必要がなくなるからです。「ジョーブログ の人ですよね?」と向こうから声をかけていただける機会がめちゃくちゃ増えました。
お金は大人から集める
とはいえ、20代の人たちにとって購入までのハードルまだまだが高いのも事実でした。まずはクラファンを達成させることが先決だったので、お金のもらいどころを30〜40代の大人の方に絞りました。
ここでポイントは、20代の人と30〜40代の人で伝える内容を変えたことだと思います。講演会の内容が響くのは若者なので、20代にはジョーブログ の話を、30〜40代には僕自身の話を中心にして、挑戦をしている若者を応援したいと感じてもらえるように伝えました。
▪️20代
・ジョーブログ をすでに知っている人が多い
・ジョーブログ について詳しく伝える
・あなたにとってどんなメリットがあるのか
▪️30〜40代
・ジョーブログ をほとんど知らない
・僕がなぜ挑戦しているのか
・地方に知り合いがいないこと、リスクを負っていること
・僕の挑戦を応援してほしい
SNSの発信も怠らずに、リアルで大人の方々に会って話すことを繰り返しているうちに、30〜40代のコミュニティ内でも僕の存在が認知されていき、支援金の伸びが加速していきました。これが2の期間です。
企画を打ちまくる
ある程度支援金も集まり情報も広がってきたところで、最後にたたみかけるように、3の期間で企画を打ちまくりました。これは拡散力のあるTwitterで。
・面白くなかったら全額返金‼︎
・ジョーを会場まで車で送迎できる権利追加!
・ヒッチハイカー0円割引!
ジョーさんから嬉しいお言葉も!
これでなんとか、〆切の1日前に目標額の50万円を達成することができました。本当にたくさんの方々に助けていただきました。心から感謝しています。ありがとう。
...とはいえ、この時点でチケットの売れ行きは80人程度、残り1ヶ月で3倍以上の数を呼ばなければ会場がスッカスカになってしまい、ジョーさんに恥をかかすことになる!!正直、ここからが本番でした。
価格を再設定
クラファンが達成したので、次は観客動員数を最優先に動くことにしました。簡単にいうと、直接チケットを買ってくれる学生を安くしました。ここは学生スタッフにめちゃくちゃ頑張ってもらい、周りの友人に直接格安でチケットを手売りしてもらいました。
お金は持っている人(大人)からいただき、数は時間がある人(学生)を呼ぶことで増やしていきます。
会場代、ジョーさんの交通費、クラファン手数料などを含めるとぶっちゃけまだ30万ほど赤字だったのですが、ここは数にコミットしました。
団体をかかえている人に会いに行く
残りの日数を鑑みて、ひとりひとりに会ってチケットを買ってもらっていては到底時間が足りません。なので、団体で集客するために方針を切り替えました。
主に、生徒を連れてきてくれる可能性がある高校や大学の先生に会いに行くことにしたのです。
ここまで動いてきた過程で知り合った方々に先生を紹介していただき、アポをとってひたすら会いにいきました。(年末年始、会社から16連休をもらいましたw)
影響力のある人を巻き込む
金沢で影響力のある人を巻き込んで集客を手伝っていただきました。まずは、おそらく金沢で1番顔がひろい実業家の河上慎之介さん。そして、YouTuberしゅんダイアリーのしゅんくん。
クリスマスに学生50人にチケットをプレゼントするという企画をしゅんダイアリーのYoutubeで配信しました。
すでにご予約してくれている人にお願いする
これらのことをやり切り、いよいよ本番まで残すところあと10日。その時点で予約は150人ほど。
もし仮に、その150人がひとりずつ友達を連れてきてくれると300人になります。なので最後は、すでに予約をしていただいている方々にアプローチすることにしました。
以上の文章をメールでそれぞれに送り、またSNSでもどんどん投稿することにしました。
最後に
地方で集客は難しい。と一般的には誰もが思うかもしれませんが、今回自分でやってみて、それは半分正しいけど半分間違っているということがわかりました。
もちろん首都圏に比べて人口が圧倒的に少ないのは事実です。でも、そんな場所だからこそ挑戦をするという行為自体に価値があるのだと気づきました。
地方在住の方々は、おそらく都会よりも地元に対する帰属意識が強いように感じます。なので、金沢という場所で面白いことをする人をみんなで応援しようという結束感を肌で感じました。本当に助けていただきました。
僕のこの挑戦を通して関わってくださった皆様に、改めてお礼をお伝えさせていただきます。本当にありがとうございました。
また色々と驚かれるようなことをすると思いますが、これからもどうぞよろしくお願い致します。
基本的に記事は喫茶店で書きます。その時のコーヒー代としてありがたく頂戴いたします。