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国への出向の仕組みとハードル
そもそも、私の国への出向は、どの様な仕組みに基づくものなのか説明します。
私は官民人材交流制度という、法律に基づく仕組みを使ったものです。
官民人事交流制度は、「国と民間企業との間の人事交流に関する法律(官民人事交流法)」に基づき、透明性・公開性を確保した公正な手続きの下、公務の公正な運営を確保しつつ、民間企業と国の機関との人事交流の途を開くものです。
この制度の目的は、
民間企業と国という行動原理の異なる組織間における人事交流を通じて、
・民間と国との相互理解を深める
・双方の組織の活性化と人材の育成を図る
こととされています。
私はこの制度のもと出向したわけですが、私の所属している会社から、既に1名が2年前に出向していました。私はその後任として、着任することになったのです。
私の職位は、年齢や職務経験に準じて決まりました。
出向する際に注意が必要なのは、それまでの職務経験を証明する資料が必要ということです。
転職を経験している場合には、過去に在籍していた企業から証明資料を発行してもらわねばならない可能性があるということです。
敵対的な退職をした場合には大きなハードルになります。
ただし、内定、入社、退職時に受け取った資料でも代替できるかどうか、担当者にご相談することで解決する可能性があるかと思います。
今後、官民人事交流制度を利用して出向をする方におかれましては、参考にしていただければと思います。