【5冊目】軍鶏
「人の性は”悪”であるー」
こんなイントロで始まる普及の名作、軍鶏。
「親殺し」の罪を背負い少年院に入所した主人公、ナルシマリョウ。
東大も視野に入るほどの優等生で大人しい少年が、少年院での事件をきっかけにどういう人生を歩んでいくのか。。
登場人物のほぼ全員が悪人という中で展開される本作。
第二話「獣の夜」は漫画史に残る衝撃作である。
この手の漫画にありがちな「強さのインフレ」を途中で起こしそうになるのだが、そこら辺を上手いこと収めていくのもまた見ものである。
一人の少年の人生を見ながら、人生とは何か、人の本性とは何かを深く考えさせられる問題作。
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