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まずはじめに

初めまして。とある会社の人事部に所属している、ごくごく一般的なサラリーマンです。
と言っても、所属している企業はいわゆる「大企業」と言われる会社です。
おそらく、日本人で知らない人はいないであろう会社です。

仕事柄、友人などの繋がりから「●●みたいな大企業に就職するためにはどうればいい?」と相談を受けることが多々あります。

「いきなり自慢?」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、このご時世に随分気楽に生きています。
それほど残業はなく、自由に使えるお金がそこそこあり、土日は趣味に費やし、悠々自適に暮らしています。

もちろん、実業家やスポーツ選手などに比べれば私の収入など微々たるものです。
しかし、この日本という国においてなに不自由なく暮らせるだけの収入があります。

一方で、中小企業に所属する会社員に目を向けると、昇給はなく、残業が多く、その上日本人の平均年収(ざっくり400万ほど)程度の収入で雇用されている方々が多くいらっしゃいます。

これはいわゆる「格差」であり「現実」です。

おそらくこのnoteに辿り着く大半は、大学3〜4年生の就職活動真っ只中の学生さん、もしくは転職を考えている会社員のどちらかでしょう。

なぜこんなnoteを書こうかと思ったか。
それは「就活の現実を知り、満足の行く企業に就職してほしい」からです。

中小企業で働く人々を馬鹿にするつもりは毛頭ありません。
収入ではなく、仕事の内容に価値を見出す人も多いにいるでしょう。

しかし、大半の人間は
仕事の内容が楽しくて仕方ない、もっと働きたい!と思っておらず、働かざるを得なくして働いているのだと思います。
某企業のように、忙殺された労働環境の中で高収入というのを望む人も少ないでしょう。
(※これは、あくまで主観です。)

「不自由ない収入があって、そこそこ楽にストレスなく過ごせたらいいなあ」という本音を抱えた人が、日本にはたくさんいるはずです。
大半の人間は、働きたくて働いているのではありません。
仕方なしに働いているのです。

そして、そのようにゆるく暮らす最短の道は
労働環境の整った大企業に就職すること
です。

これが、我々一般人がほどほどの生活を手に入れる一番の近道なのです。

まあ嫌ではないな、という仕事をしながら
ほどほどに良い人間関係を構築し
ストレスのない職場でぬくぬくと過ごしながら
土日は趣味に打ち込み
欲しいものがあれば特に我慢することなく購入できる

おそらく、そういう暮らしを望む日本人は多くいるでしょう。

もちろん、熱意や積極性は、とても大切です。
しかし、熱意のある人間は、どんな環境に置かれてもひたむきに全力です。
ぶっちゃけ、放っておいてもある程度能力を発揮します。

人事という仕事は「そこそこでいいなあ」と思っている人々の能力を最大限に活かし、企業の利潤を最大化するということを目的に日々知恵を絞っています。

面接に来る人は、熱意のある人ばかりではありません。
もちろん面接では皆綺麗事を話しますが、本音でそう思っている人は少数派でしょう。
だからこそ、熱意はないが会社の利益になる人物を採用し、そういった人物が「あ、嫌じゃないかも」「まあこれくらいなら頑張れるか」という気持ちで前向きに仕事に取り組めるか、に力を注ぎます。

その「あ、嫌じゃないかも」「まあこれくらいなら頑張れるか」
という気持ちのゆとりを生み出すのは、労働環境であり、収入です。

つまり、金銭的に余力のある大企業ほど、そういった環境整備が成り立ちやすいのです。

前置きが長くなりましたが、このnoteは
「特にこれと言ってやりたい仕事はないけれど、どうせ働かなくちゃいけないならそこそこ楽に働いて、そこそこ満足に生きていきたい」と考える人々に向けたnoteです。
そういった人々に「就活の現実を知り、満足の行く企業に就職してほしい」のです。
つまり、大企業の人事が何を考え、どんな人物を採用したいかを発信していきます。
(もちろん、各企業によって欲しい人材は様々です)

でなければ、定年まで一生、安い賃金で働き続ける人生が待っています。

あくまで、特定の読者に向けたnoteであることを、ご理解いただければと思います。


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