【終活映画コラム】九十歳。何がめでたい
映画、『九十歳。何がめでたい』を観てきました。
歯に衣着せぬ物言いで人気の直木賞作家・佐藤愛子さんのベストセラー・エッセイ集『九十歳。何がめでたい』が原作。主演は、秘かに多くの女性が老後の理想像にしているであろう、草笛光子さん。
草笛光子さん、本当に美しい。あんなおばあちゃんになりたい。
映画を観に来ている層もやはり高め
前回、早朝の映画鑑賞に味を占めてしまったので、今回も朝一番のスケジュールで観に行きました。前夜にネットでチケット購入した時は2席しか埋まってなかったので、空いているかな?と思いながら行ったのですが、実際行ってみると、すでに結構な席が埋まっていました。そして、観に来られている方の大半がシニアという、初めての光景でした。
おそらく年齢層は70歳から80歳ぐらいで、女性グループで来られている方やシニアのご夫婦が多かったです。館内入退場もいつもとは少し違う光景で、杖をついたりされている方も多く、ゆっくりめに列が進んでいきました。
こんなふうに幅広い層の方たちが映画館に足を運ぶというのは、素敵なことだと思います。それだけシニアの方が興味を持たれた映画なのでしょう。
館内で女性のたくましさを感じる
ここからは、たまたまの出来事ではありますが、映画の予告編が流れている間、女性グループの方々は終始喫茶店にいるような感じで、世間話は止まりませんでした。これもいつもとは少し違う光景だったかも知れません。一人で見に来られていた男性が何度か咳払いをされていましたが、そんな音が彼女たちの耳に届くはずもなく。
予告編から楽しみたい派なんですが、彼女たちの前では無力でした。周りを気にせず、始まるその瞬間まで雑談を楽しんでいる様子が逆に面白くなってしまい、「本当に無敵なのはJKではなく、彼女たちの世代なのではないか」と思ったりしました。最終的に、映画泥棒の登場とともに館内は静かになりました。
シンプルに、生きてるだけでいいような気がした
肝心の映画の感想ですが、痛快エンターテイメントだけあって、会場内は何度も笑いに包まれていました。しかもその笑いのツボも世代によって微妙に違う。共感の中に笑いがあったりするので、私よりも長く生きている先輩から見える景色はまた違うのだろうと感じました。そのズレも楽しみました。
そして2023年に100歳になられた原作者の佐藤愛子さんは、かなりファンキーなおばあちゃんのようです。映画にも登場する伝説の年賀状。すごいっす。面白いことを自分で見つけて楽しんで…。佐藤さんから見たら私はまだ半分!まだまだこれからだなと思いました。
ともかく、スッキリ。前向きになれる映画でした。
※伝説の年賀状については、既にネットニュースにもなっていましたので書かせていただきました。
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