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SNSの終活|アカウント自動削除・データ管理・追悼設定まとめ



前回、SNSアカウントの整理をしてみたお話を書きました。

その時に、今後は「死後のSNS運用をどうしていくか」なども考えていかなくては…と思ったので、今回はSNSの追悼アカウントなどについてまとめてみます。

note⇒お問い合わせフォームより問い合わせ

まず、今noteに書いている私として、気になったのはnoteの追悼アカウントです。noteについてはどうなっているのでしょうか?

調べてみたのですが、手続きをしない限り、そのまま残っているスタイルのようです。

故人のアカウントに関する手続き:
ご家族に万が一のことがあった際、その方が利用されていたnoteのアカウントについては、ご遺族からnoteのお問合せフォームへお問い合わせください。特に何も手続きをされない場合、基本的にそのままアカウントを残しています。

https://www.help-note.com/hc/ja/articles/4409700988057

Facebook⇒追悼アカウントorアカウント削除する

追悼アカウントで思いだすのはFacebookです。Facebookの場合、実名文化なのでさすがにしっかり手続き方法がアナウンスされていました。①アカウントを追悼アカウントにする、②削除するの2つの選択があるようです。

①追悼アカウントに移行する。
亡くなる前に追悼アカウント管理人を指名して追悼メインプロフィールの管理を任せる。
②アカウントを完全に削除する。

亡くなられた場合にFacebookアカウントがどうなるかについて

現在、追悼アカウント管理人はメインプロフィールでのみ選択でき、追加のFacebookプロフィールでは選択できません。追悼アカウント管理人を指名して追悼メインプロフィールの管理を任せるか、Facebookからアカウントを完全に削除するかのいずれかを選べます。

アカウントを完全に削除しないことにした場合は、亡くなられたことをFacebookが認識した時点で、メインプロフィールのみが追悼プロフィールに移行されます。

追悼プロフィール
追悼プロフィールは、利用者が亡くなった後に友達や家族が集い、その人の思い出をシェアするための場所です。追悼プロフィールの主な機能は以下のとおりです:プロフィールにあるアカウント所有者の名前の横に、[追悼]と表示されます。
プロフィールのプライバシー設定に応じて、友達は追悼タイムラインで思い出をシェアできます。
アカウント所有者がシェアしていたコンテンツ(写真や投稿など)はFacebookにそのまま残り、シェアしていた相手は引き続きそのコンテンツを見ることができます。

追悼アカウント管理人
追悼アカウント管理人とは、自分のプロフィールが追悼プロフィールになった場合に、プロフィールを管理してもらう人のことです。追悼プロフィールへの移行後もプロフィールが管理されるように、追悼アカウント管理人を設定することを強くおすすめします。

追悼アカウント管理人は追悼プロフィールに代わって友達リクエストを承認したり、プロフィール写真やカバー写真を変更したりできます。

追悼アカウント管理人にできることについてはこちら、アカウントに追悼アカウント管理人を追加する方法についてはこちらをご覧ください。

ご自分が亡くなったときにアカウントを削除する
ご自分が亡くなったときにアカウントを完全に削除するという選択もできます。この場合、あなたが亡くなったことを誰かがFacebookに知らせると、あなたのメッセージ、写真、投稿、コメント、情報が直ちにFacebookから完全に削除されることになります。あなたのメインプロフィールと追加のFacebookプロフィール(ある場合)もすべて削除されます。

友達や家族の方へ
亡くなった方の思い出をシェアする場所をFacebook上に別に用意する場合は、グループの作成をおすすめします。
亡くなった方のアカウントについて、追悼アカウントへの移行をリクエストする方法はこちら、アカウントのFacebookからの削除をリクエストする方法はこちらをご覧ください。

https://ja-jp.facebook.com/help/103897939701143

インスタ⇒追悼アカウントorアカウント削除する

インスタも同じで、①追悼アカウントに移行するか、②アカウントを完全に削除するようです。

https://ja-jp.facebook.com/help/instagram/264154560391256

https://help.instagram.com/231764660354188


X⇒削除依頼する

亡くなられたユーザーのアカウントについての連絡方法はこちらにありました。Xには追悼アカウントはないようで、アカウントの削除をしたい場合は、故人の遺産管理人や家族がアカウントの削除依頼をするようです。


Google⇒アカウントの無効化を自分で設定できる

自分の死後、 データの一部を公開したり、他のユーザーに通知したりするには、「アカウント無効化管理ツール」を使うようです。Googleアカウントに一定期間ログインしない状態が続くと、自動的にアカウントが無効化されます。無効化するまでの時間も自分で選択できます。

自動的にデータを消去する設定のみでもよいのですが、アカウントの無効化を知人に知らせることもできるので設定しておくとよいかも知れません。

①アカウントの無効化を連絡先に通知する

連絡先を設定しておくと、アカウントが無効化された時に、Googleから登録連絡先にメールが送信されます。どんな文章を送付するかも設定しておくことができます。例えば、次のようなメールです。確か、漫画『DEATH NOTE』にそんなシーンあったような気がします。

山田さん(john.doe@gmail.com)はご自身がアカウントの使用を停止した場合に自動的に Google からあなたにこのメールが送信されるように設定しました。よろしくお願いいたします。
Google アカウント チーム

https://support.google.com/accounts/answer/3036546?hl=ja

②連絡先にデータを公開する設定もできる
この設定をしておくと、公開対象のデータの一覧と、データをダウンロードするためのリンクも送信されるようです。メッセージの内容は次のようになります。

山田さん(john.doe@gmail.com)はご自身がアカウントの使用を停止した場合に自動的に Google からあなたにこのメールが送信されるように設定しました。
次のアカウント データにアクセスする権利が山田さんからあなたに与えられました。
・Blogger
・ドライブ
・メール
・YouTube
山田さんのデータはこちらからダウンロードしてください。よろしくお願いいたします。
Google アカウント チーム

https://support.google.com/accounts/answer/3036546?hl=ja

マイクロソフト⇒連絡不要、削除するか自動停止を待つ

操作が 2 年以上行われないとアカウントは自動的に停止されます。Microsoftへの死亡連絡は不要で、アカウントの閉鎖方法が分かればそのまま閉鎖してOKの旨が書かれてあります。データにアクセスしたいが方法が分からない場合は、法的方法でMicrosoftへ連絡するようです。内容を見る限り手続きが大変そうなので、事前にログインの方法を信頼できる人に知らせておくほうがよさそうです。


アメブロ⇒退会する

アメブロの場合は、「退会」になるようです。Ameba利用規約に書かれてありました。

第8条 (退会)
3. 当社は、会員が次の各号いずれかの事由に該当する場合、またはそのおそれがあると当社が判断した場合、会員へ事前に通告・催告することなく、かつ会員の承諾を得ずに、当社の裁量により直ちに、当該会員に対して、本サービスの全部または一部の利用停止、退会処分、その他当社が適切と判断する措置をとることができるものとします。
(6) 会員が死亡した場合

https://helps.ameba.jp/rules/post_104.html

LINE⇒アカウントを閉鎖する

LINEは「ご遺族であっても故人のアカウントを引き継ぐことはできません。」と明記されており、アカウント閉鎖の手続きになるようです。

アカウントの閉鎖方法:ご遺族からLINEにお問い合わせください
LINEアカウントは、そのアカウントを作成されたご本人に限りご利用いただけるものです。そのため、ご遺族であっても故人のアカウントを引き継ぐことはできません。亡くなったご家族のアカウントの削除をご希望される場合は、お問合せフォームよりお問合せください。利用者が亡くなった場合の手続きは必須ではありません。特に何も手続きしない場合は、そのままアカウントが残る場合もあります。
関連リンクお問い合わせはこちら

https://linecorp.com/ja/safety/account

最後まで削除せずに続けていきたいと思うアカウントも出てくると思います。どのアカウントをどうするのか、追悼アカウントに設定してもらうようにするのか?なども、終活の一つとしてこれから考えていきたいです。


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終活ライターみん
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