アニメ「さよなら私のクラマー」1話 サッカー用語・小ネタまとめ

アニメ「さよなら私のクラマー」見てますか?僕はこの作品を漫画で全巻読んでいて、超面白かったのでアニメ化は楽しみなんだけど、同時に不安になったのが「サッカー描写がガチすぎてサッカーを知らない人が見ても何も分からんのでは?」ということ。

いや、サッカー関連のコンテンツでメジャーなのって、「キャプテン翼」「イナズマイレブン」「少林サッカー」みたいに超次元サッカーの方向に行きがちじゃないですか。それはそれで良いんですけど、この作品はそれとはまったく逆のリアル志向で、サッカーの専門用語がバンバン飛び交う作品なのです。時には普段からサッカー見ていても分からない単語が出てくることも。

難しい用語のせいで脱落してしまう人がいたらもったいないなーということで、自分の楽しみも兼ねて登場するサッカー用語をまとめることにしました。普段からアニメを見ていてサッカーを見てない人にとって作品を見る助けに、普段からサッカーを見てるけどアニメを見ない人にはさよクラがどれだけガチな作品かを知ってもらえればなーと思います。

ちなみに、公式Twitterでも作品を解説するミニアニメが投稿されていますので、そちらもぜひご覧ください。

ということでスタート。
(時間はdアニメストアで測っています)

6:35 新国立競技場

OPのカット、木の枠組みが印象的なスタジアムはおそらく新国立競技場。サッカー以外も開催できるけど、国立は以前から天皇杯決勝や高校サッカー選手権決勝など重要な試合が開催されてきたサッカーと縁の深いスタジアム。

7:24 アドバンテージ

反則が起きたらその時点でプレーを止めて反則を受けた側のボールで再開するのが基本だが、周防がドリブルで抜け出たこのシーンのように反則を受けた側のチームに有利な状況になった場合はあえてプレーを止めずに続けさせることがある。このルールがアドバンテージ。(このルールを適用した場合審判は「アドバンテージ」ではなく「プレーオン」と言うのが普通だけど、まあ分かりやすさ重視なのでは)

7:33 カットイン

サイドをまっすぐドリブルしていた選手が向きを変えて中央方向にドリブルすること。特に凄い技とかではないけど、サッカー中継でもよく出てくる。

9:41 ボランチ、ダイナモ

この2つはどっちも曽志崎を指してるっぽい。
ボランチの語源は「ハンドル」「舵取り」。フィールドの真ん中でプレーし、攻守両方をコントロールする選手のこと。
ダイナモの語源は「発電機」。ピッチを縦横無尽に走り回ってチームに貢献する選手のこと。
ボランチはどちらかといえばポジションの名前で、ダイナモはプレースタイルを指すイメージ。

14:36 GK、CB、SB、FW

GKはゴールキーパー。自陣ゴール前で手を使ってゴールを守る人。
CBはセンターバック。後方にいる4人の守備担当のうち中央の2人。
SBはサイドバック。後方にいる4人の守備担当のうち外側の2人。前方まで走って攻撃に参加することもある。
FWはフォワード。一番前にいて点を取るのが主な仕事。
CBとSBは後方にいる選手の人数によって呼び方変わったりするんだけど、まあそれは追々。

15:22 部員17人

サッカーは11人競技なので17人でも別に問題はないんだけど、曽志崎はエリートなので部員が何十人、下手したら百人超えのチームに在籍していたと思われる。

17:08 フットボール

そういえば「サッカー」と「フットボール」が混在していることに気付いた。
サッカーはもともとassociation footballと呼ばれていたので、それが語源らしい。「ア式蹴球部」という名称が今も現役なのはそのため。
ヨーロッパではフットボールという呼び方が主流だと思うので、日本でサッカーのことをフットボールと呼ぶ人は海外サッカー好きかな~という雰囲気が出る。

19:05 アウトサイド

足の外側でボールを蹴る「アウトサイドキック」のこと。
相手の意表を突ける、タイミングを外せるかわりに正確性が落ちるので使いどころが難しい。

19:09 シザーズ

片方の足でボールをまたいで相手を惑わせ、その隙に逆方向へドリブルするフェイント。
単純だけどスピードに乗った状態でこれをやられるとマジで止められない。

19:35 Why Always Me?

元イタリア代表FWマリオ・バロテッリが元ネタ。
ゴールを決めてユニフォームをめくるとWhy Always Me?(なぜいつも俺なんだ?)と書かれたシャツが出てくる、というパフォーマンスを行った。
FWとして傑出した能力を持つと同時にいかれた素行が問題で常に目立つ存在だったので、このパフォーマンスは意味わからんけど妙な説得力がある。

19:39 オフサイドライン上で生まれた女

元イタリア代表FWフィリッポ・インザーギが元ネタ。
相手DFとギリギリの駆け引きをしてゴールを量産するスタイルから「オフサイドライン上で生まれた男」と呼ばれた。
イタリア代表にはもっと王子系の爽やかな選手もいるのに真っ先に上記2選手を出してくるのは個人的には変わってて良いなーと思う。

20:03 全然守備しないのな

白鳥はFWなので守備しなくて良いのでは?と思うかもしれないが、現代サッカーではFWも守備に参加するのが当たり前。その理由は2話でも少し出てくる。

21:45 埼玉スタジアム2○○2

EDで幼少期の恩田?が見ているのはおそらく埼玉スタジアム2○○2。日本を代表するサッカー専用スタジアムで、普段は浦和レッズの本拠地。
W杯予選など、日本代表の重要な試合はたいていここで開催される。めっちゃ良いスタジアム。

22:04 EDクレジット

協力にアディダス、ナイキ、プーマ。
さらに後援にJFA(日本サッカー協会)、WEリーグ、なでしこリーグの両女子サッカーリーグが名を連ねており、めっちゃ豪華。
ちなみにEDのサッカー描写は全然違和感なくて、かなりレベルが高いなーと思う。

とりあえず1話はこれくらいか。2話も見直してまとめたいと思います。

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