「大抵のことは寝たらなんとかなる」なんて
サマータイムが終わって、ロサンゼルスの日の入りが1時間早くなった。
夜の8時半になっても太陽が見えていた夏はもう終わり、今では夕方5時半になるとしっぽりと暗い街並みになっている。
夜はなんだか考え込んでしまう性分であるとは思っていたけれど、冬が近づくにつれてその夜の時間がどんどんと長くなっていって、ネガティブモードに入ってしまう日が続いてしまった。
小さい頃読んだ本か何かに「それでも朝は来る」とか「朝はみんなに平等に訪れる」なんて書いてあったけれど、小さかった私は「なんだそれ、あたりまえだろう」としか思わなかった気がする。
24歳になった今その言葉は幾度となく私を救っていて、どんな辛い夜があったとしても眠りにつくことで明日の太陽が慰めてくれると自分を優しく撫でてあげることができる。
最近、落ち込みがちだった時期に「大抵のことは寝たらなんとかなるよ」と友人が言っていたことを思い出す。
そんな簡単に物事が解決するわけなんて、なんて思いながらも枕をふかふかにし、夏用の布団ではなく冬用のもこもこブランケットを出してみた。
今夜はなんだか昨日よりも素敵な夢がみれると感じながら眠りについて、結局みたのは私の犬から教育方針を散々問い詰められる夢だった。
決して私の定義する素敵な夢ではなかったけれど、思い出してニヤついてしまうような夢だなあと思うころには、昨夜の落ち込んだ気持ちも少し晴れている。
寝てもなんとかならないことはもちろんたくさんあるが、自分のメンタルだけでもちょびっと回復するならば、今夜も私はとりあえずぐっすりと寝てみようと思う。
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