自律の話
最近、うっすら採用活動をしようと画策をしているのですが、そのときに思うのは、どういった人材がほしいのか。
僕ははっきり
「自律している人」
を求めます。
さて、自律とはなんぞや。
自律とは、「自分で考え行動できること」だと思っています。
そんなのできる人いっぱいいるよ、と思われるかもしれませんが、僕はほとんどいないと思っています。
例えば、今の働く環境に不満を持っている人がいたとしたら、その人達はみんな「自律できない人」と僕は区分します。なぜなら、その会社は自分で選んだものだから。自分で選んでおきながら、そこに文句を言う時点で、自分の行動に責任が取れていない、つまり、自分で考えて行動(就職)をしたことを否定していることは、自分で考えて行動していませんよ、という証左になると思っています。僕はそういう人を見るたびにいつも思うんだけど、自分で決めておいて人のせいにするばよバカ。です。
ちなみに、人付き合いについてもそうだし、サークル活動もそう、社会活動もそう。基本的に文句をいうやつはダメです。僕の中のランクで自動的に最下層に区分されます。
そういう人は、自律できていない。自律とは、「自分で生きる」ということだと思うんです。自分で生きていないんですよ。他人の下駄を履いて生きているだけなんです。
そういう人は人生をすごく損している。いい運が巡ってこない。非常に残念です。
僕はまずそういう人と一緒にいたくないし、同じ空気も吸いたくない。もし近くにいるのならぜひ僕の目の前から消えてほしい。それが無理なら僕が消えます。
自律は言葉の通り、自分を律することでもあります。
自分に責任を持つ。自分の人生は自分で生きる。
主人公は自分なんだから、自分の世界を生きているんだから、その自覚を持てよ。と思うんです。
冒頭でも書いたように、それができている人は一握りです。
パレートの法則で言う20:80だったら確実に20です。
しかし、欲しい人材が必ずしも自律しているわけではないし、自律していてもその度合も人それぞれ。今は良くても、自律できない人に戻ることもある。だから僕は、自立できる人間を育てる制度を会社に入れています。それが毎週水曜日の19時から行っている「心の勉強会」。心について向き合うことで、自律できる心を育てていく会で、社員は必ず出てもらいます。それを継続することで、自律できる人間を育てています。
今でも覚えているんですが、自律という言葉を教えてくれたのは高校の時の先生でした。3年の卒業式が終わって、最後の教室で先生が贈ってくれた言葉。それが「自律」でした。みなさん、自律した人間になりましょう。その時は理解できなかったけど、いまは自分なりに理解できるようになりました。すごい言葉を教えてくれたと、いまでも感謝しています。
僕の周りには自律した人ばかりいます。
周りには起業家が多く、やはり彼らは自律しています。理由は簡単です。自律しないとやっていけないから。
人の文句ばっかり言うようなやつに誰も仕事を頼まないし、自然とそういう人間は淘汰されていきます。なぜなら、文句を言う人がいる傍ら、文句を言わない人もいて、お互い努力している中で、どちらを選ぶ?ってなったら、後者になるのは必然だからです。
で、自分を生きている人はカッコイイです。
みんなダサい大人より、カッコイイ大人になりたいですよね。
それならまずは文句言うのをやめよう。
それだけで、めっちゃカッコよくなりますよ。