第17回 平家の人々を見る(1)
光行が頼朝に仕え、鎌倉の御家人になる事で、父の光季は助命され、両親、妻も鎌倉に呼び寄せます。
光季は憮然としていましたが、光行は心は平家で、いつしか『平家の物語』を書く積りだと言うと、光季は涙を出して喜ぶのでした。
その頃、鎌倉に平家の人々がよく現れていました。一の谷で捕虜になった平重衡(しげひら)。それから母池の禅尼が頼朝の命を助けたため、一門から敵視されている亡き禅尼の息子、平頼盛でした。(続く)
光行が頼朝に仕え、鎌倉の御家人になる事で、父の光季は助命され、両親、妻も鎌倉に呼び寄せます。
光季は憮然としていましたが、光行は心は平家で、いつしか『平家の物語』を書く積りだと言うと、光季は涙を出して喜ぶのでした。
その頃、鎌倉に平家の人々がよく現れていました。一の谷で捕虜になった平重衡(しげひら)。それから母池の禅尼が頼朝の命を助けたため、一門から敵視されている亡き禅尼の息子、平頼盛でした。(続く)