第2回 人類誕生と武器
私が学生の頃、人類誕生は約100万年前と教科書に載っていました。しかし今、新発見があり考証も進み、約700万年前ではないかと言われています。
場所はアフリカ東部~南部。猿はもともと木の上で生活していました。(今でも大半が木の上です。寄らば大樹の陰?)木の上は他の猛獣から安全だし、常夏であればずっと木の実などの食料も豊かで居心地が良かったのです。(ただ蛇だけはそっと忍び寄ってパクッと食べに来るので要注意!今でも蛇アレルギーの人が多いのは、恐竜時代から襲われた後遺症だという学者もいます)
ところが何らかの天変地異で、頼みの木が無くなってしまいました!猿は草原に放り出されたのです。そして遠くに居る敵を見渡すため、直立歩行が始まったのではないかと言われています。今でもミーアキャットは遠くを警戒しますよね。
この直立歩行で、自由になった前足は手と呼ばれる様になりました。そして今まで前脚だけで支えていた頭部は、身体全身で支える事になり、脳が重く発達していきます。そして人類規定の第二である道具の使用となりました。襲ってくる猛獣と闘うために、最初は木の棒、そしてもっと威力のある石(打製石器)を人類は持ったのでしょう。ゴリラやチンパンジーは闘うと言っても素手?ですもんね。
やがて知能の進化から、敵を倒すため、更には獲物を仕留めやすくするため、道具ー武器は発達していきました。木は折れやすく、石も割れやすい。磨製石器の次に、人類は丈夫で変化可能な金属と出会いました。
最初に出会ったのは銅だと言われています。「銅だとどう?」なんてダジャレをよく言ったりしましたが、人類はまた試行錯誤を繰り返し、銅に錫(すず)を混ぜた青銅、そしてとても固くて丈夫な鉄と巡り合います。はるか昔は鉄は金と同等の値打ちで交換されていたと言う事です。(続く)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?