見出し画像

第105回 チャーチルの誤算

チャーチルは言い放ちました。
「日本は我々の国を何だと思っているのだ。対等に戦って勝てるとでも思っているのか!」
激しい人種差別主義者のチャーチルは常々、プロテスタントの白人が一番、次はカトリックの白人。後は人間ではない、などと放言していました。
しかし12月10日、ローズベルトとの思い出のプリンス・オブ・ウェールズ号が撃破されたと聞いた時、さすがのチャーチルも驚いて腰が抜け、寝込みました。
チャーチルはひどく焦っていました。
「これはローズベルトと直接会わなければ」
これからの対独戦、対日戦、そして原爆の事もありました。
12月22日、チャーチルはワシントンに向かいました。(続く)

いいなと思ったら応援しよう!