第42回 ヒトラーのチェコスロバキア侵略
1939年3月14日、ヒトラーは前年のズデーテン地方の併合に続いて、チェコスロバキアに進軍し、チェコ全体を併合しました。このニュースを聞いたレオ・シラードは戦慄しました。
「チェコスロバキアにはウランが産出する!」
イギリスの70歳のチェンバレン首相は激怒しました。昨年のミュンヘン会談で、ズデーテン地方割譲を最後にするとヒトラーは言いましたが、やはり嘘でした。
しかし今回チェコスロバキア全土を併合されても、イギリスもフランスも動きませんでした。
国際連盟は忠告をしました。しかし軍事力を持たない国際連盟はそれで限界でした。注意だけで聞くならば、こんな簡単な事はありません。
ヒトラーはたかをくくってのけぞって笑いました。
「腰抜けの奴らめ!!」 (続く)
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