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MRIが解き明かす、ビサコジルの二面性!?単回投与と反復投与で緩下効果が異なる……
便秘は、プライマリケアで遭遇する頻度が高い消化器系の疾患の一つだと思います。一般的に、成人における慢性特発性便秘の有病割合は14%前後であり、国や地域による地理的な偏りは知られていません(Suares NC, et al.2011;PMID: 21606976)。
便秘に対する治療選択肢は豊富ですが、ビサコジルはピコスルファートと並んで、自発排便の誘発効果に優れています(Luthra P, et al. 2019;PMID: 31474542/Nelson AD,et al. 2017;PMID: 27287486)。
一方で、ビサコジルによる緩下効果が不十分である場合には、その投与量を増やせばよいのでしょうか?それとも投与回数を増やせばよいのでしょうか?
ビサコジルは身近な薬剤である一方で、その有効性や用法用量に関する質の高いエビデンスは限られていました。今回の記事では、ビサコジルの有効性に関する基本的な知識を整理したうえで、最新の研究結果をレビューしたいと思います。
ビサコジルの化学構造的特徴と作用機序
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