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「ムコダイン®去たん錠Pro500」がOTC医薬品として登場!!価格に見合うだけの恩恵は得られる?
シオノギヘルスケア株式会社は、L-カルボシステインを1錠中に500㎎配合したた「ムコダイン®去たん錠Pro500」を2024年3月1日より発売したと発表しました(シオノギヘルスケア.プレスリリース2024.3)。
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同製品は、シオノギヘルスケアが展開するSHIONOGIのProシリーズの一つとして製品企画されたようです。パイロン PL錠、メジコンせき止め錠 Proに続き、医療用医薬品と同量の有効成分を配合していることがアピールポイントとなっています。
希望小売価格(税込み)は、10錠包装で1,529 円、20錠包装で2,541円に設定されており、医療用医薬品であるムコダイン500㎎錠の薬価10.3円/錠と比べると10倍以上の価格設定となっています。
OTC医薬品の価格設定が市場評価を反映した妥当なものだと仮定すれば、医療用医薬品の価格設定が異常値と言っても良いくらい安いことが垣間見えます。
ムコダイン去たん錠Pro500発売のニュースは、日経新聞でも取り上げられるなど、一般消費者の関心も決して低くないかもしれません(日本経済新聞2024年3月1日)。
今回の記事では、ムコダイン去たん錠Pro500の有効成分である、カルボシステインの安全性に関するエビデンスを整理したうえで、同薬の販売実務に関するロジックを整理します。
医療現場でカルボシステインが広く処方されてきた理油
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