見出し画像

mRNA新型コロナウイルスワクチンと不活化インフルエンザワクチンの同時接種は可能ですか?

 予防接種法に基づく定期接種対象者において、インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンの同時接種を考える方も多いと思います。
 厚生労働省のウェブサイトによれば、新型コロナワクチンと他のワクチンの同時接種について、以下のような記載がありました厚生労働省. 新型コロナワクチンQ&A

新型コロナワクチンと他のワクチンとの同時接種は医師が特に必要と認めた場合に可能です。また、他のワクチンとの接種間隔に制限はありません。
新型コロナワクチンと他のワクチンとの同時接種については、特に医師が必要と認めた場合に可能です。また、他のワクチンとの接種間隔に制限はありません。

 原則的には、新型コロナウイルスワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は可能であると考えてよいでしょう。一方で、両ワクチンの同時接種に関する有効性や安全性に関するデータは必ずしも十分ではありません。
 
 今回の記事では、mRNAを有効成分とする新型コロナウイルスワクチンと、不活化インフルエンザワクチンの同時接種における安全性や有効性について、最新の研究報告をレビューします。

ワクチンの併用接種時における安全性

ここから先は

2,981字
この記事のみ ¥ 300
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?